このブログで

政治を語るつもりは毛頭ないのであるが、

今回の民主党小沢一郎の辞任騒ぎは

軸足をぶれさせないことの難しさを

改めて考えさせられる材料となった。

平時、軸足をぶれさせないことは容易である。

しかし、その真価が問われるのは

まさに、いざという時なのである。

目の前に、思いもよらぬ垂涎の的がぶら下がってきたとき

その軸足が本音でなかった人間は

つい軸足を動かしてしまう。

馬脚を現してしまうのである。

まあ、聖人君子でないかぎり、

誰もがこういう一面は持っているものであろう。

誰もが苦い経験を持っているのではあるまいか?

しかし、時と場合によっては

しっかり軸足に力を入れて

踏ん張らなければならないときもある。

親として子に対するとき、

教師として生徒に対するとき、

歯を食いしばって踏ん張らないと

相手はこちらを信用しなくなるものである。

要は、本音をしっかり軸足に据えればよいことなのであるが…。

いずれにしても、後味の悪い

何とも教訓めいた政治劇であった。