私は、若者が無謀とも言える目標を抱くのが好きである。

好きなのは目標を抱くこと自体ではなくて

その目標を抱くに必然的に伴う

「覚悟」を持つことがすきなのである。

覚悟を持たずに夢を持つのはルール違反である。

それは見果てぬ子供の夢想で終わってしまう。

漫画・劇画の世界で終わってしまう。

覚悟というのは深いものがある。

覚悟を持った人間のパワーはすごい。

感動的なのである。

奇跡を起こすのである。

覚悟を持った人間は外野の批判の声など

気にしやしない。

周りに何か言われたから気分を害すなどという

俗的な反応とは無縁である。

目標を持つ者はとにかく覚悟を持って欲しい。

覚悟は本質的なもの以外に興味を持たぬ。

少々のことでぶれやしないのである。

そういうたくましい若者と私は接していたい。

「人生意気に感ず」が人生の醍醐味なのだ。