なにやら国際関係はギクシャクの状況である。

直情は負けが多い。

冷静である必要があろう。

喧嘩の問題はそれによって利益を得る第三者がいるということである。

漁夫の利である。

アジアの国際問題は欧米の問題と少し異なる。

もともとアジアは資本主義で先行した欧米に

いいように植民地化された中での国際関係であった点を見過ごしてはならない。

アヘン戦争について中国がしつこく反英運動することはない。

東京大空襲での10万人の一般市民の阿鼻叫喚の中での死も

日本政府が抗議することはなく、またアメリカが取り上げることはないのである。

欧米とアジアの間の過去はいつの間にか清算されており、

アジア同士の喧嘩に欧米はほくそえむ構図なのである。

とにかく解決の方法は教育のレベルを上げることしかないように思う。

歴史を大局的に見る目を養うことのみならず

民主主義の理解を含めて

アジア全体の民度が上がらなければならない。

反対でも賛成でもよい。

ただ、冷静な、傾聴に耐えうるしっかりした広い視野のもとでの主義・主張であるならば。