この時期は今春の受験に向けて頑張ってきた生徒がGHSを去り、

新しい受験生が夢を抱いて訪ねてくる。

4,5年前だったろうか、

京都の高校からGHSに学びたいと

目つきの鋭い、精悍な受験生が訪ねてきた。

しばらく話をしてその日は終わった。

2,3日して母親から電話があった。

沖縄からである。実家は沖縄なのである。

息子が勝手に予備校を決めて親に伝えてきたのであろう。

親として、どういう予備校か一応知っておこうというのは

当然の流れである。

私がその生徒にどういう印象を抱いたかをありのままに述べると、

「それは私と主人が思っていることと全く同じです。

 そこまで見抜いていただいたなら安心です。

 息子をお預けします。よろしくご指導下さい。」

という落ち着きとなった。

やはり親は自分の子供をどれだけ見抜いてくれているかで

指導者への信頼を決める。

これがひとつの出会いというものである。

親と本人と指導者と

そこに何かしら心の奥底に感じ、通じるものがある時

それは出会いであり、いずれ大きな成果を生み出すことになる。

今年もその出会いの季節となった。

まだまだ暗い世の中であるが

GHSには明るい未来がともる季節である。