私大医学部の入試日程が後半に入った。

現在の大学入試で最大の激戦と言えるのが

医学部入試ではあるまいか。

何しろ一大学につき、3千から4千の受験生が殺到する。

定員は100名くらいであるが、少し多めに合格を出すとしても

150から200番以内に入らなければ合格できない。

単純に合格率は5〜6%程度である。

一人が複数の大学を受けるから、確率が高まると思いがちであるが

上位の一部の受験生が繰り返し複数大学に受かるだけの話で

実力がない受験生が10大学を受けたら可能性が50%になる

というわけではない。

要するに、受験生の上位10%くらいの実力をつけていなければ

何回受けても同じだということである。

今は国立組も私大医学部を受けに来ているので

要は全国偏差値で70絡みの実力をつけなければ

医者にはなれないという現実が厳然としてあるわけである。

今医学部を目指しての予備校探しが始まっている。

受験生、そして保護者の皆さんには

「合格率80%」などという

からくりを含んだ甘い言葉にだまされないで、

本物の学力をつけるための

慎重な予備校選びをされることを願わずにはいられない。