医学部入試が昔は考えられないほどの難しさになってきていることは
これまで再三述べてきた。
当然に最高度の戦いとなれば、そこに様々な勝負の要素が絡んでくることになる。
先日面会に来た父親から良い質問があった。
「GHS生でも合格する生徒と不合格になる生徒とあると思いますが
その違いはどこにありますか?」
というものである。
GHSは最高の学習方法論を提供しているが
それで全員が成功するというものではない。
難関を克服するのに魔法はないからである。
最高の方法論を自分のものにする大いなる努力が必要だからである。
そこに一つの戦いがある。
人物としての競い合いがある。
それはどの世界でも、どの分野でもそうであろう。
それが競争の厳しさである。
まがい物についていけば不幸である。
しかし本物に出会っても
自分のものにできなければ宝の持ち腐れである。
成功と失敗の差はどこにあるか。
もちろん、色々な要素があるであろうが、
言ってしまえば、その人物の器であろうか。
たとえば、細かいことに振り回される者は
なかなかに成功できない。
他方、本質を見極めたら
一気に決断できる者はまず成功する。
たとえば、筑波の医学部に行った村松君などは
面接で本質をつかむと
もうGHSでの生活を決断して一気に成功へと駆け上った。
時間割がどうの、昼飯はどうする、今年はどんな人が合格したか、など
一切聞いてこない。
だから、大飛躍を遂げたのである。
私もそうであった。
本質から離れなければ、細かいことはどうでもよいのである。
ジンクスは破るためにあると思っていた。
学力をつけるに肝心な本質さえ見極めれば
突き進むだけである。
その強い意志ひとつで成功は近づいたも同然である。
そういう荒削りな
しかし、たくましい人物がGHSには向いている。