4月10日に新学期が開講し、間もなく5月。
開講して3週間が経とうとしている。
生徒たちの様子を見ていての感想は
みな、「水を得た魚」のようである。
勉強が楽しそうなのである。
何か解放感さえ感じられる。
それだけ今まで中身を軽視した、
「わかる」ということをわきに置いた「マニュアル習得」の勉強を
させられてきたのであろう。
この2,3月、約60人(組:半数が保護者同伴)の方々と面談をして
今の教育界が、「わからせよう」とするのではなく
問題の答えを出させようとするあまり
解答の「マニュアルを教え込む」ことを優先し、
分かる喜び、知る喜び、考える喜び、
能力を高める喜び、知の次元を上げる喜び・・・
この若者が味わうべき至高の喜びを奪って
彼らを、あたかもノルマでもこなすような暗い、陰鬱な作業場に
閉じ込めてしまっている実態に愕然となった次第である。
面談によってそれを理解したからこそ彼らはGHSという場に飛び込んできたのであろう。
彼らの明るい表情は救いであり、
われわれGHSの講師・スタッフの喜びである。