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大熊 崇生さん

大熊 崇生さん

村田代表からのコメント

大熊君は、彼の合格体験記を読めばわかるとおり、飾り気のない、朴訥とした、たいへん純粋な男です。感情をあまり表にあらわさず、何を考え、何を感じているのかが教える側から見えにくいタイプでした。ただ1年間のGHSでの受験勉強で著しい成績向上を見せ、旧制第二高等学校の伝統をくむ旧帝大である超難関と言ってよい東北大学医学部に合格したという紛れもない事実があります。
 この奇跡の秘密がどこにあるのか、私はたいへん興味がありました。もちろん彼自身の持ち前の能力のなせる業という面もあるでしょう。しかし肝心な点はその能力が何を理解し、何ゆえその能力を最大限開花させるにいたったのかという問題です。GHSで著しい成績向上を示す生徒はそれぞれにそういう何かを受験において獲得し、奇跡を起こしていくからです。
 幸い、彼が送ってくれた合格体験記のおかげで謎が謎のままで終わらずにすみました。

その合格体験記を読むと、実は塾長である私が、受験勉強における認識の働かせ方としてGHS生に一番伝えたいと思っていることを、彼はその内容とその意義との両面において最も深く理解した生徒の一人だったということがわかったからです。

 GHSは「大志」を持つべきことを主張していますが、これは理念レベルです。また受験勉強における根本のあり方として「体系化」を謳っています。

そしてもう一つ、受験勉強における認識活動の一般的法則性レベルのあり方として私がGHS生に指導していることがあります。これは頭を良くするために、逆に言うと受験勉強で頭を悪くしないためにどの科目を学習するときでも常に実行すべきこととして、特にGHSで毎日を過ごす昼間部生と私医コース生には一年のはじめに一人一人に時間をかけて直接指導することにしています。
 多くの生徒がその大事性を認識するのですが、ただその理解の深さとなると生徒の間に一定の差が生じます。かつてのGHS生でこれを大きな感動を持って理解し、実践した生徒として記憶に残っているのが筑波大学医学部に進学していった村松尚範君です(村松君のページ参照)。

 今回の大熊君の合格体験記を読むと、彼は村松君に負けず劣らずその重大性を認識し、実践に移したことがわかるのです。これは私と本人との間でしかわかり得ないので、HPをご覧の方には申しわけありませんが、ただ、この体験記の文章の端々にそのヒントが見て取れます。
そこを感じ取っていくことは現在受験勉強をしている諸君にとって大いに役立つことでしょう。

大熊 崇生さんの合格体験記

GHSに入ろうと思ったきっかけ

私は東京の海城高校に通っていました。進学校であったため、受験勉強も高3の時からやっていました。しかし、あまり手ごたえのないまま受験をむかえ、結果としてセンターは75%、受けた私大医学部も1次を通ることなく落ちました。このままの勉強方法ではダメだなと感じ、GHSに通っていた友達から「GHSは勉強の仕方を教えてくれる」と聞いたため、ここに通うことに決めました。

GHSで学んだこと

入塾して、塾長と1対1で2次関数を題材に「勉強の仕方」を学びました。それは、図やグラフを書くこと、物事を俯瞰して見、可能な限りの選択肢をあげ、一番良い方法で解いていくこと、体系的に学ぶということでした。体系的に学ぶとは、共通点を見つけ出して、整理しながら覚えていくことだと思います。この時の授業で勉強とはこうすれば良かったのだと強く感じ、高校の時は何も考えずにただ単に勉強をしていただけだと思いました。

体系的に学ぶなど難しそう…と感じるかもしれませんが、そんなことはないと思います。確かに、初めのうちは今までとは違う勉強方法だったのでよくわからなかったです。その時はあきらめず、塾長と2次関数で学んだときのノート(体系的に学ぶことが良く分かる)を見かえしたり、先生に質問したりすることで、体系的に学ぶということを再認識していました。こうやって、何回も立ち止っては振り返ることで、どうすれば体系的に学べるかということがだんだんとわかるようになりました。

このように1年を通して、自分で体系的に学ぼうと常に頭を働かせながら勉強していたので、初見である入試問題にも対応でき、東北大学医学部に合格できたのではないかと思います。

大事なこと

1.健康管理・・・コツコツ毎日勉強することが合格につながります。そのためには健康でなければなりません。私はほぼ6時30分前に起き、11時くらいには寝るという生活をしていました。

2.字を丁寧に書く・・・普段から丁寧に書くことを心がけていたら計算間違いが少なくなると思います。そして問題文の読み間違えも少なくなると思います。合格・不合格は紙一重です。少しのミスがそれを分けます。

3.考える・信じる・・・考えて勉強しましょう。自分が今一番何をしなければいけないのか、どうすれば伸びるのか。そのことを常に意識することが大事です。最初はなかなかわからないと思いますが勉強ができるようになってくるとわかってくるはずです。後は、自分の努力を信じて、体系化を信じて最後まで粘って毎日勉強しましょう。私も最後の1ヶ月くらいでまた伸びたような気がします。

1年間を振り返って

■英語

一番苦手だった教科だったので毎日やりました。テキストの予習・復習、週間テストの復習、基礎英文法のどれかを少しでも毎日やりました。希望者のみの英作文はやったほうが良いと思います。希望者のみの下線部和訳のプリントは時間的に余裕が無く、授業の消化で精一杯だったのでやりませんでした。気をつけていたのは対比を読みとること。これと岡本先生の授業で教わった知識がマッチすると英語が読めるようになってくると思います。週間テストは返却されたらすぐに見直しましょう。自分がどのように考えて自分の答案になったか、解答とどの部分が違っていてどのように考えればよかったのかを意識して復習しました。

■数学

セメントは2次関数のところがとても大事です。ここができるかどうかが数学が解けるようになるかの鍵になるかと思います。週間テストでは間違ったところはなぜできなかったのか、どの点がセメントの内容の理解が足りなかったのかを考えて復習しました。考えるときは頭の中でやるのではなく、ペンで紙に書きながらやってました。夏休み、冬休みのハイレベル数学は予習の段階で答えが出るまでとにかく考えました。1問に3~4時間考えることもありました。とにかく粘り強く考えました。なんでもそうですがわからないからすぐに答えを見て理解しようとすることでは力はついてこないように思います。

■理科

理科の出来が合格・不合格を分ける感じがします。特にセンター試験後の直後から始まる私立医学部は特にそう感じます。というのもたいていの現役生はセンター直後であれば理科の演習量は少ないので浪人生とここで差がつくように思います。

★化学

 まずは『体系化学』を読みましょう。テキストになっていてゴールが見えているので前期と夏休みをかけてどんどん進めましょう夏休みに重要問題集(数研)、有機化学演習(駿台)をやりました。

 計算問題は自分の答えが出たらまず答えだけを確認してどこが間違っているかもう一度考えました。答えが出るまで考えました。後期は物理に時間をかけてたので授業の予習や復習、有機化学演習をやりました。

物理

 前期は授業のノートを清書して考えをまとめることが中心でした。後期から問題集を一冊4回繰り返してやりました。ただやるのではなく授業でやった通りに解こうという意識を持って解きましょう。

まとめ

とにかく自分ひとりで考え、答えを導く癖をつけましょう。自分で考えることは時間をかけなければ身につきません。この4月の時期からそのようにやることが大事です。考えてもわからなかったら先生に聞くと良いでしょう。

再び、村田代表からのコメント

合格直後の彼の文章にはまだあどけなさがあり、たいへん素朴な人格が伝わってきます。大熊君の受験体験は学びの宝庫なのですが、文章力がまだないので、本当はもう少し膨らまして書いてほしいところがたくさんあります。今後の楽しみです。

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 このHPには掲載しませんが、この後さらに二回ほど文章を書いてくれました。それを読んで私は彼がこれほど実力がついた理由をなるほどと納得したのです。先のページに書いたように私は塾長としての責任上、浪人生(現役生にはまだ無理です)には入学時「受験勉強における認識の働かせ方としてGHS生に一番伝えたいこと」を2時間かけて伝授します。その際数学のある分野を使うのですが、そこで教えることは数学そのものではなく、どの科目にも共通する認識の働かせ方です。

 それは魔法のような奇抜な方法でも何でもなく、表面上はごく当たり前のことなのですが、その後の受験勉強を左右する重要なことであるのです。ただ表面的には当たり前のことであるだけに、その受け止め方が人によって違ってきます。これを大変な感激を持って受け止めたのが、村松君と大熊君でした。そして彼らはそれを1年間まじめに実践したのです。この中身は私と本人とでしかわかり得ないことですので、公開しても意味のないことですし、伝えようがないのが残念なのですが、ただ、そういうことがあるのだということを村松君や大熊君の体験記に読み取ってもらえればと切に思います。

理科主任からのコメント「大熊崇生君への回想記」by 天野 光信

思考訓練化学HP Blog Shirenka より転載・一部改変)

 …この春、東北大医学部に合格した大熊君について語ろう。今までとはまたタイプが異なり、印象深い生徒であった。東北大・医といえばいうまでもなく受験科目数も,問題難度も,受験層も含めて大変な難関であることは言うを待たない。この合格体験記の成り立ち上、結論としては、

GHSでシッカリ学んだから、
アタマが良くなりスゴい結果が出たのだ

となるのはたしかに見えていることであるが、事実なのだからしかたがない。

 大熊君は3年生の後半からGHSに入会していた同級生のつながりで昨年3月にGHSの面接を受けにやってきた。当初は、見た目通り(^^;)?大人しい内向的な感じで、特に目立つような個性や能力を見出せなかった...、そんな印象であったが、二学期後半の第2回化学実力テストで、今日につながるようなスゴい答案を書き、突如、頭角を表したのである。

 「実力テスト」というからには、実力が測れないと意味がない。難しすぎて白紙が続出....では、採点はラクであるが、実力の差が現れにくい。その点で、(内部事情なので詳細は明かせないが) GHSの実力テストは文字通り、各人の実力がどの程度ついてきているか、その点数だけでは測れない質の差も判定できるように、精巧に製作され、更新されつづけている。
 今年度の11月の化学の実力テストは、数年来のテストをふまえての新作テストであり、『体系化学』で勉強している、という以上に、『体系化学』を、どれだけ深く自分のものになるまで学びきっているか、その浅深を測れるような問題ラインアップと、そのセンサーとなりうる設問を埋め込んでおいた。この設問は、いわば『体系化学』理解度の試金石である。

 結果、その試金石設問に◎がついたのは、20数人中4名であった。これは問題をやって理解した、という以上に、はじめから自分のものであったかと錯覚するくらいに、自在に駆使するレベルに自己化していることを示すのだ。

 体系化学の果実は奪い取るものである。たしかに『体系化学』は、受験化学の「大道」を説いてはいるが、誰でも歩き通せる道ではない。いや、HP内「成立の経緯」でも語ったことであるが、本テキストは、「上り坂」である。王道であるが、登山道である。したがって、最初はなだらかであるが、だんだんと険しくなる。必ず頂上があるが、登り切るかどうかは、当人の主体性にかかっている面がある。世の中そんな甘い話はない。まして厳しい受験競争の世界である。

 村田代表がGHSのHP「教育理念」のページで書かれていることであるが、この「果実」をもぎとるためには、主体性が要求されるのであり、口をあけて果実が落ちてくるような甘いレースではない、ということだ。

 GHS生にしても、色々な人間の集まりであるから、その切磋琢磨の中でも、様々な事情によって、有意な差が生じてくることは当然の結果である。
 そんな中で、大熊君は、突如、まさにダークホース的に頭角を表し、あっという間に加速し、おそらく当人も驚くほどの勢いをもっ東北大医学部合格というテープを切ったのであるから、語らないわけにはいかない。

 「面白い」といっては、真剣に努力してきた受験生に失礼ではあるが、指導する側からすると、このような若さのもつ、まったく別人のごとくに変貌するのに出会えて心底面白いのだ。いい意味で、最初の凡庸な印象を大きく裏切って、知性を宿した目の光を湛えるようになる場面に出会う、それが嬉しいのである。
 大熊君は、それまでの3回の化学のテストでは上位層ではあったが、トップスリーの後塵を拝していた。それが、最後の(そういう意味では本当の)実力テストでは、遂にトップに立った。それも、試金石問題をクリアーして、かつケアレスミスなく確実に点を獲得して85点のGood!!評価であった。過去のデータからいえば、入試化学での合格点は、ほぼ約束されたに等しいといえる。
 だから、速報で大熊君が杏林大・医にうかったと知ったとき、11月の時点からさらに指数関数的に伸びたことが予感できたし、その意味で、今回の結果も驚くほどではなかった。そうか、やはり実力がついてくると、こんなモンだよな、と。GHS的には「起こるべくして起きた」ことである。

「若さ」の特質は、期待を越えていくことである

とはいえ、原点にもどると、4月最初の大熊君の印象では、このような未来までは私には見通せなかった。一番前の角いつもにすわって寡黙に、実直にではあったが、時折の指名と発言にはさして印象に残るものはなかったように思う。しかし、二学期のあるときから印象が変わる。私の振った話に、まじめな顔をして小ネタを交え、ニコッと微笑するのである。
 きっとこの頃には学ぶことの楽しさを覚え、自分の中の変化に手応えを感じていたからこその‘余裕’だったのだ。
 予想と期待以上に成長してくれることは指導者として喜びに耐えない。若さの持つ可能性の大なるをまた間近にみて、こちらもまた新たなる変化発展への精神エナジーをもらったことである。 そこには、本人の相当の努力(表面上はクールでがむしゃらには見えないのだが....)があったにちがいないが、そのような素直で真面目な主体性とGHSの方法論とが完璧にマッチしたとき、予想を超える大きな伸びを示すというテーゼは、今年も活きている、否、ますます真実味をましてきたと感じた次第である。  《了》

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