最速は大学のオンライン授業なり
上の息子が今春大学に進学しました。3月下旬から関西で、一人住まいをしています。大学も住まいも郊外の鄙びた場所なので、コロナのリスクは低く帰省はさせていません。スーパーも近くクックパッドなどで自炊を楽しんでいるようで、時々夕食の写真が送られてきたりします。大学は、簡単なガイダンスのみで入学式ももちろん中止でしたが、GW明けから、オンライン授業がフルで開始されています。
親元には早々に大学から、「連休明けからオンライン授業を開始するので、スマホではなく、通信環境と、できればパソコン準備をしてほしい」との文章での依頼がありました。
借りたアパートはビルトインでWiFiが入っています。新しいアパートってそれが普通みたいですね。しかも幸いにして、昨年9月に、私のパソコンの代替用を購入していたので、それを譲りました。(万が一、壊れると自分の仕事に大きく響くので、いつも、早いうちから待機購入しています)
さすがに、大学は対応が早いですね。3月半ばからの休校の間に、すべてオンラインで授業ができるように切り替えています。聞くところによると、GHS長野校で講師をしてくれている信大医学部生達も、IDとPWが配布され、早々にオンライン授業が開始されたとか。さもありなん、です。
塾と予備校もそれに続く
GHSの新宿本部校でも、オンライン授業が本格稼働しています。
本部は、総数少人数制の予備校なので、フットワークよく切り替えができ、すでに連休前の週から試験的に運用開始。でも、さすがに、2つの教室での同時授業を、オンライン授業に移すことは今はできないので、時間割の半分程度の授業を組んでの運用です。
かく言う私も、例年なら、金土2日間は新宿に赴いて90分授業を7-8コマこなして、土曜日の夜に戻るという生活を長年(長野に住むようになり少なくもと17年は経ちましたか・・息子が二歳でしたから・・)続けてきましたから、週末にずっと長野にいる生活には慣れておらず、むしろ違和感があるくらいですが・・・。
長野校の教室には、ウェブカメラやパソコンスタンド等持ち込んで、本部で受ける生徒および自宅の生徒へとzoomによる配信授業をするようになって、早一ヶ月になります。各種操作、切り替え等にも習熟してきたので、やってみれば、それも大した苦ではありません。
小学生の娘が通う塾でも、最初は手探りながら、zoom授業を開始してくれていて、分散登校授業と併用になってきました。私も、時々そばで聞いていることがあり、まるで授業参観しているような気分にもなれます。
やってみろよ、オンライン
聞くところによると、長野日大校も、オンライン授業を始めるそうで、体育までやるとか。さすがの対応です。まあ、テレビやYoutubeで、一緒にエクササイズを!!とやっているくらいだし、そもそもNHKのテレビ体操という長い伝統もあるのだから、驚きなどはありません。ふつうです。
だから、公立高校も、やってみればいいのですよ。やってみれば、その良いところも、足りないところもわかる。その中で、工夫し、慣れて、もしかすると、新しいものが生まれ、新たな発見があるかもしれない・・・。そう思ってやればいいのに。
娘の通う小学校では、「一日一時間、体育として筋トレや柔軟をやりましょう」という課題を出して、あとは本人任せ、親まかせ。最低限以下だと思います。「教科書の文章を筆写しなさい」という課題に至っては、何をかいわんや・・・です。
公立の小中高の対応の遅さ、機動力のなさ、先取り性のなさが、こんな時だからこそ炙りだされて、際立っています。文科省が大号令を掛けないとか勝手に動けないシステムの中でフリーズしています。
でも、もしかしたら、チャレンジングな教員もいることだろうに惜しいことです。
いいとこあるよ、オンライン
今、オンライン授業やってみて、その可能性を感じています。このコロナ禍が終息し、対面授業が復活しても、オンラインと併用しようと思っています。
1つには、「親御さんによる送迎」という少なからずの負担を軽減できるからです。GHS長野校は、長野駅から歩いて7分程度ですが、やはり、夜の授業帰りや悪天候の時などは送迎をされています。個別指導スタイルが基本ですから、1:1を対面とオンラインでその都度選択できるようにすることを考えています。
「急に送迎できなくなった。今日はオンラインにしてもらって!!」という急な変更にも対応できます。
そういえば、先の台風19号のとき、そもそも移動できず、車でも移動は危険という時でしたから、全面休講にしました。不可抗力です。仕方ありません。でも、そんな時でも、ネットさえ活きていれば、予定通りの授業ができます。
どんな時でも、沢山練習したものが勝ちです、勉強時間を多くとったものが有利です。
それに加えて、私が、オンライン授業をとても気に入っている点は、場所を選ばないことです。
具体的には、金土に本部新宿校でやっていた、私の化学や漢文の授業を、長野校の生徒たちも同時に聴講できるようになったことです。
さすがに、私も身1つなので、長野校の生徒たちに個別で物理や化学の授業を存分にしてあげる時間をとることは今まで中々できませんでした。しかも、生徒の都合で学校行事、試合、大会等で、日曜日は来校できない、時間が合わない、となると授業が2-3週間飛んでしまうことも高校生は少なくありません。そんな時でも、自宅にいて、勉強時間が確保できるようになれば、本当の「両立」ができるようになるのではないでしょうか。
オンラインへようこそ
今、一週間でトータル、8コマ×90分のオンライン授業をやっています。定量化学・定性化学・有機化学の基礎と応用、難関入試用のアドバンス化学、そして、漢文解析と。しかも、新宿に出向かなくてもいいので、金土に詰め込まず、分散しています。
本日、月曜の夜は、長野校の生徒も一緒に、定性化学の授業があります。GHS長野校では、高校二年生から浪人生まで、希望者は無料で自由に参加できるようにしています。(もちろん、他の科目の授業をとっていることが条件です)
長野校の生徒は、教室に来ることもあるし、私が自宅から配信することもあります。オンラインという形なら、万一、私が仕事が長引いても、対応できますし、これまで長年にわたって、やったことのない月曜日に、GHSの授業ができるのです!!
これは、対面授業となった時は、逆転して、新宿から配信中継すればよく、長野校の生徒は同じように体系化学のハイレベル授業を、長野にいながらにして受けることができるでしょう。
<次回に続く>