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2025 共通テスト 点差がつやすい化学の攻略法

 GHS長野校では毎年、共通テストについて、オリジナルな解析と解答・解説を公開しています(下の「長野校ブログ」もご参照ください)。今年の化学は難化して、平均点が理科3科目で最低でした。しかし、理系全員が必修ですからここで差をつけたいものです。80点越え続出のGHS体系化学メソッドによる解答解説を公開しています。

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[46] 2024 共通テストを視る目<1> 総説 四年目を迎えて

2024年1月24日 by ghs-yobikou

「難化」とか「平均点」とか、どうでもよいこと

 1980年代からの共通一次からセンター試験、そして共通テストへと・・、相変わらず文科省的行政+マスコミは平均点と科目間格差ばかりを気にして、ニュースを流しています。

 共通テストが開始されてから、毎年言っていることですが
「平均点が昨年より低下の予想」「〇〇科目が難しかった」等々・・・なんていうのは、難関突破を目指す受験生にとって、そしてGHSの受験生にとっては、何の価値も、いかほどの意味もないものです。
平均的な受験生についての情報など参考にすべきではないのです。競争する相手は、全受験生の1割程の「上位層」だからです。

 昨年、今年と、化学の選択者は15万人ほどです。これがほぼ理系の総数です。その1割は1万数千人です(数学選択者の18万人より3万人少ないですが、理科を選択していない理系は「ライバル」には入りません)。

 以下は、競争する相手は、全受験生の1割程の「上位層」である・・・ここにフォーカスを当てての話です。

 平均レベルの学力の受験生というものは、難化すれば得点が大きく下がり、平均点を下げるように足を引っ張るからです。だから、色々な統計の中で「上位層の得点分布がどうなったか」だけを注視すべきです。

 

受験昔話

 私は医学部を再受験した関係で、普通の受験生よりは、共通一次、センター試験を多く受けてきました。が、平均点や難易度等には関心は一切なかったものです。関心事は、1つ。得点率80%を超える受験生がどれだけいるか。その中でのピークはどこか、志望校のボーターがどれだけ変動したか、その中で自分はどこに位置するのか、です。そして、対策とは、「85-90%を得点するにはどうすればよいか」に尽きていました。「難関」を突破するには、それ以外の関心事はありません。70%の得点率にも届かない層がどうであろうと何も関係ないのです。

 問題が難化すれば、そういう層の点数がぐっと下がるので、平均点はその分余計に下方にシフトします。しかし、得点率80%以上取れる学力がある上位層では、たとえ難化しても、得点は下がり具合は小さいものです。だって、日頃からそれ以上のレベルの問題を解いているのですから当然です。

 そもそも、東大(に合格しそうな)受験生なら、かつてのセンター試験までなら90%前後は取れたものです。「9割をどれだけ越えるか」が勝負どころでした。だから、得点8割以上で勝負する、上位層のピークは85%位にありました。かつて、私が京大・経済学部を受けた時の自分の得点率は84.2%でした。やや難化した年でしたので、学部内ピークの少し上でした。現役の時、わずから80%に届かなかった悔しさをバネに、一浪してなんとか目標に届いて安堵したことでした。

東大・京大等の難関大の二次試験問題の難しさから見れば、「共通テストの難化」なんて、誤差範囲でしかありません。それしきのハードルを越えられないようで、どうして二次試験で合格点が取れるものでしょうか・・・そう思っているのが難関突破を目指す受験生というものです。(でも、まあ、さすがに、こういう受験生の声は、ニュース記事としては出せないものです・・・)

 

共通テストは、このピークを下げた

四年目を迎えた共通テストですが、ここまで一貫しているのは、得点80%以上の上位層を削り、高得点者のカタマリを解体し、分岐させることが目的の1つであるということです。上位層のピークは80%に低下し、国立医学部のボーダライン(順位がほぼ定員以内に入っている)が、軒並み80-82%になっているからです。

昔は、80%では医学部は行けませんでしたね。最低でも85%、できれば90%前後というのが目標でした。

でも、これは入試としては、実に「まとも」なことだと思います。

なぜ、「まとも」かと言いますと、難関突破を目指す受験生たるもの、昔々なら
「高々、センター試験でしょ、80%は当たり前、難関突破には90%は取れないと・・・」
というのが「常識・ふつう・義務・使命」でした。

ところで、難関私立医学部に合格するための得点率はご存知ですか? 各大学独自の試験で、合格得点率も公表されていて、だいたい70%前後です。入試問題として理想的なのは、いい具合に差がつき、上位でグチッゃと固まらないように、分布することです。資格試験や認定試験ではなく、競争試験ですから、差がつかないと試験の意味がないからです。

これまでの共通一次・センター試験の得点分布は正規分布のようにキレイではなく、平均点層に加えて、上位層も膨らんでいて、実に歪(いびつ)な形でした。上位層にとって、できて当たり前という試験は、(国が行う試験だから仕方がないとは言え)入試としては「異端」であったと思います。上位層にとっては、差がつかないから=意味がない=ただの通過点=二次試験を受けるための「資格試験」でしかなかった、「哀れな存在」でした。

 事実、東大は、1980年に共通一次が始まってから、一貫して一次と二次の比率を1:4にして、一次の比重を日本一最低にしてきました。私の時代は1000点満点でしたが、これが110点に圧縮、約1/8です。850点と900点の50点もの差がたったの6点に縮まります。こんなの、数学なら半問分でひっくり返ります。

そんな東大生受験生が、50-60%以上の得点を取って合格を目指すのが東大の二次試験の難度なのです。

このような観点からは、これまでのセンター試験は易しすぎたと言えるのであり、入学試験として「異常」でした。それがようやくにして、難関私立医学部が入試の判定に採用しても遜色ないレベルになって安定してきたといえます。残念というか、当たり前というか、仕方ないというか、ニュースを流す側にはその見識がなく、毎年似たような一喜一憂レベルの参考にならないニュースしか表に出ていないのが現状です。

いままで「90%以上は至難」というセンター試験的ラインは、

共通テストでは「85%以上は至難」へシフトした

これからは70%の得点率だと優良、8割越えは優秀であり、

共通テストは難関受験生の超えるべきハードルとなった

 GHSのカリキュラムとメソッドは、共通テストの以前から、そういう目線で創られ、それを当然として指導しています。試験制度がどうあれ、学ぶべきことはどうあるべきか、どういう学力がホンモノかを常に問うているからです。

共通テストは、「難関私大・国立二次試験問題を薄めて答えやすくした問題だ」

そんな風に見下ろせる受験生であれ

と言い続けています。難化すればするほど有利になる、そんな受験生になってほしいのです。

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