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ー吉田 生吹さん

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吉田 生吹さん

吉田 生吹さんの合格体験記

2020年 

東京医科大学 正規合格

吉田 生吹(私立市川高校)

私立医学部コース

はじめに

この体験記では、私がGHSでの教えを受けて、大切であると感じたこと以外にも、具体的に実践したことなども記します。そのため、私がとった勉強法や使った参考書を天下り的に真似るのではなく、先生から教えられたことを私がどのように受け取り、それを成すためにどのように考えて勉強したかというプロセスに焦点を当てて参考にしていただければ幸いです。

<目次>

・はじめに

・GHSで学ぶ前提として大切なこと

  目的と目標を持つということ

  弟子入りするということ

・GHSで学んだこと

  一般的なこと

  各教科で学んだこと(化学・物理・英語・数学)

・その他

  高校での学習状況、プレ期について、悪かったこと

GHSで学ぶ前提として大切なこと

目的と目標を明確に持つこと

 受験をする人はみんな志や将来のやりたいことがあると思います。その志などの目的に対して、行かなければならない大学や学部があり、大学に進学することは目標となります。しかし、受験勉強を続けている間にこの目的と目標がすり替わってしまう、つまりゴールを大学合格にしてしまうとその人の器が小さくなってしまい、成績向上への障害になってしまいます。そのため、自分の中で明確に目的とそれに対する目標を持ってGHSで一年過ごすことが大切であると思います。

 私は自分なりに目的と目標を持ってGHSでの学びをスタートさせましたが、一度だけ自分の目標が目的に対して正しいのかがわからなくなってしまい、勉強が手につかなくなってしまったことがありました。その時、もう一度本などを参考にしながら目標について自分の中で納得するまで考えました。再び目標が定まった時、自然に楽しく勉強に専念できるようになりました。ちなみに、私はGHS入塾時とこの時に吉田松陰の本を読んだり、中村文昭さんの講演を聞いたりしました。受験を終えて、あの時に出発点から考え直したことは大切なことであったと実感しています。また、入塾して時が立ち、よくなった頭でこのことをもう一度考えるのもいいと思います。さらにこれらの意味で人間としての器を大きくすることは、一見受験に関係ないようですが勉強をする上で、とても重要なことだと思います。

弟子入りするということ

 GHSに入塾するというのは言い換えると、弟子入りするということです。私は、自分の都合を考えずに、言われたことを素直に受け入れることというのが弟子入りするという上で、とても大切であると思います。先生方に比べて、教わる学問の中だけでなく、認識能力そのものが幼いのに、言われたことを自分の器の中で判断してしまうとGHSでは伸びません。教わったことをまず受け入れてからよく考えるのが正しい順序であると思います。

 私は具体的に、心の中で「0.2秒で返事をする」と決めてGHSでの日々を過ごしました。未熟な自分の脳で考える前に、まず受け入れる、という考えの表れが「0.2秒で返事をする」ということであると前述の中村文昭さんがおっしゃっていました。

 私は特に上述の二点がGHSで学ぶ前提として、大切であると思うので、このことについてよく考えるといいと思います。GHSでの成績の伸び率は、学習面での出発点に関係がありませんが、心のあり方、精神的な豊かさは重要な要素になります。高校生の時に部活動ばかりしていた、という人は学習面では他の人に遅れているかもしれませんが、部活動を通して色々感じたこと、考えたことは必ずGHSでの日々につながると思います。後述しますが、事実私も部活動に打ち込み、様々なトラブルもあって、医学部受験生とは決して言えないような成績でGHSに入塾しています。出発点は気にせず、楽しく、考えて勉強できればいいと思います。

 また、これらのような勉強以外のことも、GHSの先生方は親身になってアドバイスしてくださるので、相談すると、考えが進むのでいいと思います。

GHSで学んだこと

一般的なこと

 GHSにおいて、全ての教科で共通して育むべき能力は、立体的な認識能力と、論理的な思考能力であると思います。

 立体的に認識するというのは簡潔に「抽象」と「具体」、「一般」と「特殊」の思考方法により、事項が次元によって区別され、頭の中にその全体像が整理されるということです。この能力を育む上で、GHSではイメージ化、対比に重点が置かれます。

 イメージ化というのは、事項の内実を深く理解する上で不可欠だと思います。日本語で扱う文字、英語のアルファベット、数学で扱う記号などは、それ自体に意味があるものではありません。物事を学ぶ時に、イメージとして理解しようとせず、その記号の操作に陥ってしまうと、全体像どころか、個々の事項が深くは理解されず、結果として全体における位置づけがわからなくなってしまいます。

 イメージを通して、その意味が深く理解されれば、他の事項との違いや共通点などにも目を向けられるようになります。これを明確にする上で対比が大切になります。。対比によって、一致、類似、逆、または次元の違い、すなわち一般と特殊、抽象と具体の関係性がはっきりと分かり全体像が鮮明に作られていきます。

 全体像というのは、全体がなんなのかを考え、そこからよりミクロな視点を持って個々の事項を理解し、さらにそこから再びマクロ的な視点を持って全体へと還元しその内実を濃いものにする、という思考を循環することで出来上がっていくものであると思うので、これらの事柄を意識して学習するといいと思います。

 論理的な思考能力は、文章を読む、書くということはどういうことなのか、各教科において、問題を解くというのはどういうことなのか、ということがわかっていると自然に育まれると思います。それを踏まえて、いかにして実力をつければ良いのかを考えていきます。これらがどういうことであるかは、GHSで1年を通して教わったり自分で考えたりするしかないと思います。

 私は後期になってから少しずつこれらのことが分かり始めましたが、そうなると、前期に教わったことはこうこうこういう意味があったのか、とわかってきます。先生方は上記のことがわかっているので、GHSでは学習の仕方の体系の中で生徒は学ぶことができますが、学ぶ側もこれらについて主体的に考えて、今学んでいることは学習の仕方の体系のどこに位置付けられるのかということを考えると、勉強に取り組む姿勢がわかり、飛躍的に成績が伸びると思います。私は11月頃になってこれらのようなことを自分から意識的に考える重要性に気づき、考え始めて、納得できる答えが出たのは1月頃でした。それでも、そこからの1ヶ月の学習で問題がぐんと解けるようになりました。そのため、問題を解くというのはどういうことなのか、いかに実力をつけるかなどのようなことを考えるのは、結果的に実力をつける上で近道であったと思います。

 以上のような能力はGHSで各科目を勉強する中で、その科目を超えるものとして習得していくものです。GHSでは教科に留まらない能力を1年間通して育んでいくので飛躍的に実力がついていくのだと思います。

各教科で学んだこと

<化学>

 体系化学から学べることは計り知れません。「一般的なこと」で述べました通りの立体的認識能力を、全くそのような思考法を持っていない人であっても、ゼロから育むことができるという上で最良の本であると思います。それがどういうことであるかというのは、GHSでよく考えて体系化学に取り組むことで初めてわかることであると思うので、この体験記で書いて伝えることは残念ながら、できません。

 私は入塾する1ヶ月前に体系化学に出会ったこともあり、この本とはとても真剣に向き合いました。具体的に、私はこの本を何度も読み直し、本を2度書き写し、2度要点をまとめ直してノートを作り、問題は12周もやりました。何度も繰り返して学ぶうちに、化学の分野を超えた次元の一つ高い能力を習得しているのを実感したことを覚えています。自分の中で今まで知らなかった深い次元における成長を感じ、とにかく日々学ぶことが楽しくなっていきました。

 私立コースの場合、学べる科目数が少なく、国立コースに比べて能力を育む機会というのは限られてしまうと思います。その限られた科目の中で、特に暗記事項を多く含む化学では、暗記の仕方をも学ぶことができます。立体的に整理して知識を得るということはどういうことなのかを天野先生の授業やフォローの授業で学ぶことができ、必ずその一般性は他の科目の勉強にもつながります。GHSの先生方は、授業の端々で、授業の内容に関連づけて体系的であるというのはどういうことであるのか、などの抽象的なことも説明してくださるので、特にそういうことについては聞き逃さないようにするといいと思います。

<物理>

 何度も前述した通り、GHSで学ぶにあたり大切なことは目の前にある学問だけを学ぶことではありません。それを学ぶことによって習得できる一つ次元の高い認識の能力に意識を向けることが肝要です。GHSで学ぶ物理には特にそれが詰まっていると思います。体系的に与えられた法則、諸公式を自分の頭に体系的に整然と入れることは大前提ですが(ただ授業を受けるのではなく改めて自分の頭で整然とさせるという姿勢を持つことで、さらにその体系性に納得できることは多く、かつこの姿勢が主体的に学ぶということであると思います)、特に後期に始まるアドバンス物理で学ぶ認識の理論は、物理でしか具体的にかつ意識的に学ぶことはありません。この内実はやはりGHSで学んで初めてわかることですが、物理で学ぶ認識の理論が一般的にはどうであるかという次元に昇り、それを具体的な次元に落とし直して、数学や化学ではどういう形で現れるかを考えることで、学問としての全体の体系だけでなく、思考における体系を捉えられるようになります。すなわち、物理での学びをモデルとして他教科に生かすということです。とても抽象的でわかりにくい書き方になってしまいましたが、実際に私は物理を学んだことで得られたものが数学の力をつけることにつながったので、GHSで学んで能力を高めてから、もう一度このことについて考えるといいと思います。

 上述の通り、GHSでは化学と物理はその学問として、また道具として使う次元においても、さらに学習の仕方としても体系的に完成、洗練されたものとして提示されます。そのため、この二つの教科でいかにそれを超越した能力を育めるかというのは、物理、化学での伸び率はもちろんとして、他の科目の伸び率にも大きく関わってくると思うので、このことについて考えを進めるといいと思います。

<英語>

 文章を読む、書くことがどういうことであるかを主として学ぶことができるのは、私立コースでは英語に限られてしまうと思います。だからこそ、英語を通して、これらの一般的な力を育むことは非常に大切であると思います。というのは、他の科目は基本的に日本語という文章を通して学ぶので、高い次元で文章が読めなければ、その理解の深さに違いが出てきてしまうからです。

 端的に文章が読めるというのは、筆者の言いたいことが捉えられ、それを軸として各段落がどういう位置づけで立体性を全体としてなしているかがわかるということであると思います。岡本先生の長文の授業では段落が持つ役割がいくつかある中で、試験で通用する力をつけるという視点で特に文章の構成の根幹となる三つの役割に着目し、これらを主体的に探すという姿勢で読解していきます。時間制限が限られている中でできることを岡本先生の授業の中で学び、自習の際には扱った英文をもう一度文章として丁寧に読み、全体像をつかめるようにするということが成績を伸ばす上で最上の方法であると思います。後者の、丁寧に読み全体像をつかむ読み方は村田先生の授業で教わることができます。論理的に各段落の主張を追うことは次の段落や全体構成の予測につながり、結果として早く読めることになると思います。丁寧に読むことができるようになることは岡本先生の読み方の前提であるため、前期はこのことに重きをおいて考えを進められるといいと思います。

 長文を読むということについて述べてきましたが、英語を通して育める能力は、他にもたくさんあると思います。さらに具体的なことは、先生に直接教わることができるので、ここでは書きませんが、その教科の背景にあるものを意識して学びを進められるといいと思います。

<数学>

 ここでは、私が数学の実力をつける上で、大切であると感じたことを一つ記します。それは、数学的事項を目的の観点から捉えること、立体的に認識することです。

 問題を解く際、既知の数学的事項、解法を常に問題で求められる目的に対する要請に応えるものとして提示しなければなりません。

 このことを「段ボール紙を切りなさい」という問題を例に簡単に記します。答えは、「カッターで切る」というのが一般的ですが、この問題に取り組む上で、回答者は段ボール紙を切るという目的に対する要請に応えるものとして、まず物を切る道具を列挙し(ハサミ、ノコギリ、包丁など)、段ボール紙という条件に合わせて道具を選びます。この問題を解く過程の、物を切るという目的に対し道具を列挙する、ということが、数学においても大切であると思います。

 数学的事項や解法を学ぶ際、上記のような目的の観点で見るということは意識しないと、損なわれることが多いと思います。例えば、数三の極限の分野では、はさみうちの原理の目的は何か、そもそも極限という分野の目的は何かというように考えるということです。目的を考える際、例のように、ミクロ、マクロの視点を持っていることがここでも大切になると思います。特にマクロ的な視点からの目的というのは、多くがセメントの各単元の最初のページに記されています。それ以外のことは、依田先生や松井先生の授業で、または他の教科を通して育んだ能力を使って、自分の中で整理されればいいと思います。

セメントについて

 セメントに取り組む上で、考えるといいと思うことを記します。セメントは基本問題集ですが、応用問題などは、基本的事項が立体的に整理されていれば、その派生であるとわかったり、組み込む位置がわかったりして、とても習得が早いので、後期になってからでも十分間に合うと思います。前期は徹底してセメントに以下のことを意識して取り組むといいと思います。
  1. 数学的事項、基本的解法の深い理解と習熟
  2. 単元における数学的事項、基本的解法の目的の観点からのの立体的整理
  3. 数学全体における単元の、目的の観点からの立体的整理
  4. これを繰り返し内実の濃いものにする。

その他

<高校での学習状況など>

 私は一定の進学校である私立の中高一貫校で六年間を過ごしました。中学の時から勉強時間はしっかり取っていたので高一までは、成績も良い方でした。しかし、より本格的に受験勉強が始まって行く高2になるといくら勉強をしても成績は落ちる一方でした。具体的に、朝6時には家を出て、学校の自習室で勉強をし、授業が終わって部活動があり、終わってから8時に家の近くの塾につき、10時30分まで勉強をして、寝て起きて、と頑張っているつもりで過ごしていました。部活を引退してからも一日14時間程度勉強時間を取っていましたが、全く成績は上がらず、どん底の状況でした。早い段階で、勉強が進まないことから、勝手に浪人することに決めて、せめて数学だけでも受験のレベルに、という思いで夏以降勉強していました。結局受験時までに、化学、物理はほとんど手をつけられず、英語も夏以降触れていないという状況でした。受験の時は英文が全く読めず全て運試しのような回答をしたことを覚えています。勉強していたはずの数学も結果的には何もわかっていないまま、ただ問題演習をしては悩み続けるということを続け、試験の時には3割も取れないような状況でした。

 成績が伸びないだけでなく、高校時には問題をたくさん抱えていました。特に学校の先生には医学部を受験することを馬鹿にされることも多く、これでもかというほどに追い込まれてしまいました。今になって思うと、1年前の自分は精神的に病んでしまっていたと思います。

 受かる可能性など全くありませんでしたので、たった一つだけ医学部受験をして現役生を終えました。受験を終えて、母親と今後の進路を話し合った時、母は当時の私の成績だけでなく心の状況も見て、本当に来年も医学部受験をするのかと、いくらやっても入れないこともあるから改めて真剣に考えろと言っていたのを覚えています。そのくらい、周りから見ても追い込まれたどん底の状態でした。学校の先生に言われた言葉や、部活動での不条理で、大人を嫌いになり、「もう大人からは何も学ぶことはない!」なんて言って、宅浪しようとしていたのですから、母の言葉は必然であったように思います。

 時間軸がずれてしまいますが、私は高三の一月に人生の転機がありました。化学に全く手をつけていない、浪人もほとんど決まっているということから、化学の勉強を0から始めようと決め、ネットで何冊もの化学の参考書を探しました。有名な参考書も選択肢にはあったのですが、いまいちピンとこないので、さらに探し続けて、体系化学に出会いました。そこからGHSのホームページのテキスト公開コーナーを見つけ、体系化学の前半部に取り組みました。当時どん底にあった私ですから、体系化学に取り組み、「なんじゃこれ〜!」というほどの衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。急いでネットで買い、一月は丸々1ヶ月この本だけ取り組んでいました。そのため、「受験時には、化学に全く手がつけられなかった」と前述しましたが、体系化学だけは1周やりきっていてので、試験時にも化学計算の部分だけは解けるようになっていました。

 大学受験の不合格が発表されると、両親に体系化学での自分の成長のことを話し、GHSで学びたいと伝え、すぐに面談を申し込みました。その時は、「化学だけでもこんな学びができればいいな」という思いで申し込んだのですが、村田先生と面談をし、「ここは何かが違う!」と感じてすぐに入塾を決めました。この日から、本当に楽しいGHSでの浪人生活が始まりました。広告の少ないGHSですから、本当に奇跡のような出会いであったと思います。

<プレ期について>

 私のどん底の高校生活のおかげで、GHSでの学びを始めたのは2月1日でした。体系化学に取り組み始めたのが1月初めだったことを考えると、今までの誰よりもGHSでの浪人を始めたのかもしれません。

 GHSで配られた資料に、受験は長丁場であるからプレ期はほどほどに、という趣旨のプリントがあったのですが、体系化学や村田先生の授業で、学びの楽しさに火がつき、「いつくるかわからないエネルギー切れのような時期のことなんて考えてられない!」という思いで、GHSの教えに従い勉強を開始しました。浪人が決まった受験生の2、3月というのは、遊んでしまったり、休みを入れたりするのが普通だと思うのですが、この2ヶ月で卒業式やその予行、部活の引退試合などを含めて私が休んだ日は、5日だけでした。

 受験を終えて、最後の1ヶ月にぐんと伸びたことを考えると、プレ期の勉強無しには合格はなかったと思います。なので、これからGHSで学ぶ方に、自分の経験を含めて特にプレ期には何をすべきかを記したいと思います。(村田先生に伝えられたことをするのが大前提です)

 GHSで学ぶにあたってプレ期に取り組むべきこととして主に4つ勧めたいことがあります。

 一つ目は、何と言っても体系化学です。前述した通り、体系化学は立体的認識能力を、全くそのような思考法を持っていない人であっても、ゼロから育むことができるという上で最良の本であるので、早いうちにこれらの能力を育むことができます。プレ期にあまり時間がないという方でも、この本だけは必ず取り組んで欲しいと思います。

 二つ目は、体系物理読本です。全く物理がわからないという方は、力学、熱力学だけ取り組めれば、いいと思います。

 三つ目は、セメントの二次関数です。他の分野は当時の私にとって解けない問題が多く、手がつけられませんでしたが、それが功を奏し、二次関数だけを村田先生に教わったことを意識して、2ヶ月間何度も反復し、学ぶことができました。特に、最大、最小2を通して、学んだことは、他の数学の問題を取り組む上で非常に役立ちました。村田先生の授業で学ぶことは、もちろん二次関数という分野を超越したものであるので、そこに意識を向けられるといいと思います。

 四つ目は、中澤の難関大攻略徹底英語長文読解講義という参考書です。実はこれはGHSのものではなく、絶版になってしまった外部の参考書です。高校の先生の中には、僕の成績を知っていても応援してくれる先生がいて、その中の英語の先生が、その先生自身受験時に取り組んだオススメの本であると、この本を渡してくれました。この本では、英文を文章として高い次元で読むために、どうやって文章に取り組めば良いのか、さらにそれを踏まえた上で、どのように問題に取り組めば良いのかを学ぶことができます。

 プレ期の重要性などを記してきましたが、何よりGHSで感じて欲しいことは、勉強が楽しいということです。私は今までの人生の中でGHSで過ごした1年が一番楽しいものであったと感じています。それは、問題が解けるようになったから、今までわからなかったことがわかるようになったなどの次元の喜びのことではなく、もっと深い次元においての自分の成長を感じる喜びであると思います。そのため、勉強が楽しくなく、行き詰まってしまった時は、長い目で受験を考えて一息つき、そしてまた楽しく勉強を始められればいいという考えもあると思うので、プレ期についても、よく考えるといいと思います。

<悪かったこと>

 私は、東京医科大学の合格が出るまで、すべて一次不合格でした。他の受験校がすべて東医より難しい大学であったので妥当な結果でしたが、東医の一次発表がある前日、真剣に2浪について考えていました。GHSで学び、一年で私大の医学部に入れないということは、必ず自分に至らないところがあるのだと考えていたので、自分で悪かったことを考えてから、田川先生に相談に行きました。これからGHSで学ぶ方の参考になればいいと思うので、その時に浮かび上がった自分の悪いところの一つを記したいと思います。

 それは、思考の緻密性の欠如という点です。この体験記の各章の終わりに「このことについて、よく考えるといいと思います。」と記しているのですが、これは、私がたまに思いつきで行動してしまい、それが受験につながってしまったと感じているので、よく考えて欲しいと思っているからです。

 私は第一志望校の問題で読み間違えをしてしまい、75点分落としてしまいました。もちろん落ち込みましたが、普段の自分のあり方に問題があるとは考えていませんでした。しかし、私は私医教室の自分の机の周りを参考書で乱してしまったり、忘れ物をしてしまったりすることが非常に多くありました。当然、勉強もテストのような緊張感の中でやるときと、リラックスして抽象的なことを考える時などのメリハリをつけられなくなっていました。これらのことと、試験問題の読み間違えの中にある一般性は思考(注意)の緻密さであると感じました。問題を読み間違えるなどのことを軽く考えていた(田川先生に指摘していただきました)ことが、日々の私生活とつながって、第一志望校での受験に出ました。もう一年GHSで勉強するにしてもまだまだ直さないといけない性格や育むべき能力があるとわかったので、もし、もう一年やる場合も大きく成長できるなと思ったことは事実です。それでも、これからGHSで学ぶ方には、私のようなミスをして欲しくないので、このことについてよく考えるといいと思います。

 合格体験記としては異常な分量になってしまいましたが、GHSでは、この分量よりはるかに多くのことを感じ、学ぶことができます。そうして、深い次元における自分の成長を感じて、素直に楽しく勉強することができれば、1年であろうが2年かかろうが、いつか目標がかない、自分の目的へと進むことができます。GHSはその名の通り、「最高の希望を与える学び舎」であると思います。

 最後になりますが、この場を借りて、今までにない成長の場を提供していただいたGHSの先生方、スタッフの方々に、 心より感謝申し上げます。

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