人間はそのときの年齢をうまく生きられたら幸せであろう。
若いときは若さをうまく生きることである。
「若さ」とは傲慢でかつ謙虚であるということなのではないか。
将来に対しては傲慢といえるほどに大きな夢を描いてよいと思う。
しかし、現在の自分の実力の評価に対しては大いに謙虚であるべきである。
若者はまだ、力もなければ、経験もないし、したがって知恵もない。
今の自分を立派だと思ってはならない。
将来立派になるために現在謙虚に人に学ぶ姿勢を持たねばならない。
高々、大学受験でも、大きく実力を伸ばした生徒は、
自分の志と現実のギャップに絶望して、
今の非力を謙虚に見つめ、それゆえ強い渇望をもって人に学んだ生徒である。
GHSのHPの卒業生のページからは、そういう点をこそ読み取ってくれたらと思っています。