他の予備校、塾についてあまり関心がない。

よそ様はよそ様で、独自の考えがあるのだから、お互いそれでよいと思う。

ただ、ある予備校では「今日は充分勉強しましたか?」と

在籍者の家に電話がかかってくるという。

それが本当だとすれば、「う〜ん」と首をかしげざるを得ない。

「丁寧な、行き届いた指導」の向きが違うのではないかと思う。

その予備校がどうのというよりも、

それを容認して、違和感を覚えない日本の社会の「お子様化」が気になる。

これからは国際化の時代だから、国際人を育てましょう、と言い、

コミュニケーション英語を詰め込む一方で、

国際人であるための前提を忘れているのではないか。

教育というのは、「子供をよい子供に育てるのではなく、子供をまともな大人へと育てることだ」

という当たり前のことを、大人たちが「大人になって」再確認する必要があるのではないか。