また忙しい季節がやってきた。
来年夢を実現すべく
新たに受験勉強を始めた新入生の指導が
始まったからである。
毎日くたくたである。
最初が肝心であるから、
私が一人一人に受験勉強のしかたを
手取り足取り指導して方向付けを行う。
すでに勉強を開始した新入生が
さらにOBの力を借りながらいきいきと学習し、
教室は活気に溢れている。
かつて、といっても40年前になるが
受験生の辛さと悲哀を揶揄的に歌った
『受験生ブルース』という歌がヒットした。
受験勉強が辛く、苦しいものであるかのような印象が
世間にはあるようである。
しかし、要はやり方である。
やり方によって受験勉強は辛くもなれば
楽しくもなるのである。
受験勉強は自分を成長させるものでなければならない。
単に、英単語が2倍に増えたとか、
数学の問題が解けるようになったとかいう
表面的な問題であってよいわけがない。
それは単なる変化であって
成長でも発展でもない。
本物の受験勉強をすれば
自分の世界の次元が上がっていくことを
体験するはずである。
それを感じるからこそ
いきいきと勉強するのである。
発展を感じるからこそ
受験勉強は楽しいのである。
発展のない楽しさは
龍宮城の楽しさでしかない。
やがて、辛いしっぺ返しが来る。
受験勉強ができるということは
実に幸せなことである。
毎日、自己の成長のための実践ができ、
毎日、自己の発展を感じることができるのであるから。
ただし、“本当の”受験勉強をした場合の話である。