今日から国立大学の発表が始まった。

国立大学を目指してGHSで2年間浪人生活を送った女生徒が

信州大学医学部に合格した。

年のせいであろうか、

今年は生徒の合格の報に

涙が浮かぶことが増えた。

2年間の中身と、さまざまないきさつと、

本人を取り巻くご家庭の事情とを知る立場にあるだけに

涙が出るのは

蓋し、加齢と個人的な涙腺のもろさのせいだけでもなかろう。

午後3時の発表だったのだが3時2分に

「先生受かりました!」と事務室の入り口に飛び込んできた。

2時には近くに来ていてGHSの周りをうろうろしていたという。

今の時代、携帯電話で合否が確認できる。

確認して母親に電話するや否やGHSに飛び込んできたらしい。

合格発表に合わせて予備校に向かうというケースも

そう多くはなかろう。

そこまでGHS中心に生活していたのかと思うと

熱いものがこみ上げてきた。

「GHSの素晴らしさを後輩たちに伝えたい。

そのためにも是非合格したかった。」との言葉は

教師冥利に尽きる。

信州大学医学部には先に中西さんがいる。

良いつながりができた。

いろいろ面倒を見てくれることだろう。

ドクター横山を皮切りに、

浜松の杉山さん、中西さんを目標に弘前大学医学部進学を果たした二年後輩のNさん、

そしてNさんの二年後輩の今年のTさんと

GHSの女医連携が出来上がりつつある。

未来がまた楽しみになった。