昨日の新聞に
3.11の震災直後、気象庁が津波予報を3mと出していた
という記事が出ていた。
多くの人が3mなら大丈夫と遠くへ逃げないまま
津波に襲われて命を失ったという。
気象庁は地震発生3分以内に津波情報を出せるように
システムを構築していたそうだが、
今回は震源地が広範囲にまたがっていたため
コンピューターの解析に時間がかかり
解析途中のデータにもかかわらず、
津波は3mと発表してしまったという。
何ということだろう。
なぜ、解析が間に合わないから
念のためできるだけ遠くに逃げろと言えなかったのであろうか?
コンピューターという機械にしがみつき
振り回される秀才科学者たちの姿をこそ
我々は冷静に解析する必要があろう。
血の通わない、
体温のない受験秀才たちをありがたがることが
どんなに危険かを慎重に考えて見る必要があるだろう。
だからこそ、受験指導に携わる私たちは
数字や文字に振り回される勉強ではなく、
血と体温とを伴った
つまり実体と現実とを伴った
中身のある受験勉強を指導しなければならないのである。
今年の新入生にも
入会時の指導でそのことを丁寧に説いてきた。
社会に役立つ本当の人材をGHSは育てたいからである。