3月11日の大震災からもう5ヶ月が過ぎてしまった。

以前にも記したが

私の甥が震災で行方不明となり

一ヵ月後

遺体で見つかったのが妻である姪の誕生日の一日前。

悲しみのどん底にあるその翌日に

また震度6の大余震が襲う。

自然は何と容赦がないのだろうと思ったものであった。

しかしそのとき同時に思ったのは

戦争というのは本当に恐怖であったろうな、

ということであった。

自然は意図して我々を襲ってくるわけではない。

しかし戦争は意図して我々を襲ってくる。

逃げても逃げても殺しに来るのが戦争である。

我々の親の世代は

震災以上の残酷を多数味わったことを忘れてはならないと思う。

今日は終戦記念日である。

人間は忘れる存在である。

忘れなければやっていけないからである。

とくに世代が変われば忘却は一気に加速する。

しかし

人間は忘れてしまってはならないのもまた真実である。

忘れてしまっては同じことを繰り返すだけだからである。

お盆で先祖を思い、

記念日で様々な歴史を思い返し

未来につなげていかなければならない。