資本主義はいかに儲けるかの競走である。
初期の資本主義は便利で有益なものが売りに出されて
人々の利便性に寄与する面が大きい。
日本では高度経済成長期がそうであった。
しかし、一定の豊かさに達すると
それでも儲けようとする資本の意志は
人々の利益から乖離してまがい物にうつつを抜かす局面に入る。
残念ながら今の日本はその段階にある。
人々の幸福とは縁もゆかりもない金儲けの資産運用に
人々は血眼になるのである。
わが受験会も例外ではない。
本来受験産業は
十代後半の若者の学力を高めることが目的であるはずが、
そんなことにおかまいなしにとにかく生徒を集めること
形だけの授業と出席のタイムカードを残すことが
目的化している予備校・学習塾が出てくる。
資本主義はどの業界もこういう流れになる傾向を持つ。
しかし、経済の主体は人間である。
こうした資本主義の力にそのまま身をゆだねてよいわけもあるまい。
こういうときこそGHSの本物志向が力を発揮すべきなのだと思う。
GHSは各教科において本当の学力を追求し実績を積んできている。
今それを少しずつ公にしていく準備を進めている。
こういう時代にこそ本物の提示が必要だと思うからである。