女房がクリスマスケーキをどれにしようかと

折り込み広告か何かを見ていたので

私が「これがいいじゃないか」とひとつを指差すと

下にペット用と書いてあって大笑い。

人間用と大して変わらないのである。

私はマンション住まいだからペットは飼えないが

犬や猫は飼ってみたいと思うし、かわいいと思う。

しかし、ここまで来るとう〜ん・・・と思う。

大久保駅の薄暗いガード下に

行商の行李かごを背負った老婆が

毎夕うずくまるようにしゃがんでいるのを見ている身には、

正直考えさせられる。

動物セラピーというものがあるし、

ペットが子供の情操教育に一役買っているのも間違いない。

しかし、何事も行き過ぎるとおかしなことになるのではないか。

全身を覆わんばかりの服を着せられて

道を歩いている(歩かせれている)犬を見ていると

私には動物虐待にしか見えない。

「良かれと思って」に人間の愚かさが入り込むと

いろいろな不幸が生まれてくる。

まだまだ我々には愚かさがたくさん残っていることを

自覚する必要があるように思える。