センター試験が終わり、

昨日から私大医学部の入試も始まって

いよいよ大学入試本番の幕が切って落とされた。

大仰な言い方をしたが、

「本番」というものは不思議な力を持っている。

「模擬」「予行演習」ではあらわれない

それぞれの人間の実力の弱点が

露になるのである。

それだけに「本番」は自分の真の実力を測る格好の機会であり

そこであらわれた弱点を真摯に見つめて

改善の努力をすることである。

若いときに「本番」をくぐるという経験は大事である。

自分の弱点が本質的なものであればあるほど

それはなかなかに気付きにくいであろうし、

もしかすると自分ではその問題の本質を理解できない場合も多い。

それだけに見る目をもった人の力を借りてでも

若いときにそれを見い出し

適切な努力をすれば将来得る利益は大きい。

今始まった「本番」で思い切り自分をぶつけてみることである。

勝っても負けても

そこで得られるものは宝となるのだ。