パンダの赤ちゃんが死んでしまって
みんなががっかりしているようである。
ただ、感情、人情としてこうあってほしいということと
自然の摂理とは必ずしも一致しない。
酷な言い方をすると
存在意義のないものは滅びざるを得ないのが
自然の掟である。
トキが絶滅の危機に瀕しているのは
感情の問題ではない。
厳しい自然の摂理である。
人間も同じである。
自分だけ良ければという考えでは
一時的によい状況があったとしても
やがて退場させられることを覚悟しまければならない。
動物が自然界の系の中で生きているように
人間も社会の系の中に存在意義を得て
初めて生きていけるのである。
自分がいかに生きるべきかは
いかに生きることが自分にとって楽しいかで決められるものではない。
それでは遅かれ早かれ退場を宣告されるであろう。
自分がいかに生きることが
社会に貢献できるか、
社会の中である位置を占めることができるか
そうした観点から自分という個人の目標を
あるいは自分が率いる組織の志を
明確化すること
それが成長する絶対の要件である。