最近はたいへん便利で、

何か分からないことがあれば

すぐにインターネットで引くことができる。

あらゆる辞典・図鑑を携帯しているようなものである。

それだけにいろいろと辞書比べ(?)をすることができる。

同じことも、書いている人によって説明が大きく異なるのが面白い。

正しい知識を持っている専門家が書いているのであるが

読んでみて何を言っているのか分からない説明もあれば

実にこちらに分かりやすく、

つまり読む人のことを慮って書いているものもあり

ピンキリである。

この差が教師力の差である。

教師はみなその科目については専門家である。

確かにその科目の実力差もある。

教師に値しない科目の実力しかないものは論外である。

(実際少なからずいるようであるが・・・)

しかし、教師としてまともな世界においては

相手に伝えられる力こそが教師力である。

新聞を読んでいても思う。

同じ内容の記事であっても

新聞社によって分かりやすさが違うのである。

おそらくこの差はその新聞社の販売数に大きく影響してくるであろう。

記者は読者の立場になって記事を書けるかで決まる。

教師は教わる側の立場になって説明できるかが勝負である。