いよいよ国立二次試験が明日行われる。
大学入試のメインイベントと言ってよいだろう。
国立大学の二次試験は
受験生の実力をじっくり見る問題が作られているという点で
昔からの大学入試の良さが維持されている。
逆から言うと
センター試験の問題が軽すぎ
私大の入試問題も量だけやたらに多くて
深みがない。
これらの入試が日本の大学生のレベルを軽いものにしているのだ。
一時期地方の国立大学より早慶がもてはやされたものの
近年は逆になってきているのも
入試問題の質が大学生の質を決めていることに由来する。
私大の入試問題を見ているとどういう大学生がほしいのか
何らの理念も感じられないものが多すぎる。
大学の教師自体のレベルが下がっていることを
世間に公表しているようなものである。
受験生は明日やっとまともな試験問題と取り組むことができるのである。
緊張もあるだろう。
しかし、良い問題に自分の実力をぶつける喜びを以て
これまでの努力を表現してきてほしいと願う。
いかなる試練においても
若者に未来あり!である。