先日ひょんなことから
テレビの娯楽番組を見た。
ある有名なロック歌手が高校を卒業して
上京してきたときのことを話していた。
当てのないまま電車に乗り
横浜で降りて、あいていたトラックで野宿をして
見つかって罵声を浴びながら追い出され、
あちこち掛け合って住み込みで働けるところを見つけたという。
たくましいストーリーである。
まさしく生きる力のたくましさである。
それができるのはなぜか。
その歌手が生きるたくましさをもともと持っていたということだろうか。
違う。
夢の力だと私は思う。
自分が見定めた夢、
抑えきれないあこがれ、
この力である。
夢ほど人間に力を与えるものはない。
夢はどんな逆境も跳ね返す力を持っているのである。
自分の力のあるなしを考えることは無益である。
生きる力は個人の力ではない。
夢の力なのである。
夢を持つこと、
焼けるような夢を持ち続けること、
それがすべてを解決すると私は信じている。