私大医学部の入試が真っ最中で
すでに結果も出てきている。
見ていて感慨深いのは
もともと国立医学部を目指して勉強してきた生徒が
私大医学部に余裕で合格していく姿である。
彼らは特別に私大医学部の問題を深く研究するでもなく
数日前に過去問を解き、
その大学の問題の形式や出題傾向をざっと調べて
試験場に行くだけである。
それで9割近くとって正規で合格してくる。
要は問題の形式がどうのこうのよりも
一般的、普遍的な学力を身につけているかどうか
それが合否を決めるということである。
それともうひとつ、
やはり読書の習慣を持って育ってきた生徒の学力が
圧倒的に高いということである。
彼らは英語が強いことはもちろん、
理系科目の理解力も強い。
GHSはパンフレットに理系の生徒こそ国語力をつけよと
謳っているが
今回の合否状況を見て
その正しさをますます実感している。
幅広い知識、知的好奇心、ストーリーの把握力
類推力、視野の広さ・・・
そういう素養が入試合格の土台である。
こうした土台がしっかりしている者が
合格を勝ち取ってくるのは
ごく自然な理屈なのである。