先週東京でも27センチの積雪という
45年ぶりの大雪で大騒ぎとなったと思ったら
今回もまた28センチの大雪である。
甲府では1メートルを越えたというのだから
半端ではない。
ふつう1メートルを越えると言ったら
日本海側の雪国の世界である。
東北地方でも太平洋側は1メートルを越えることはない。
東京でも昨日の朝は皆家の前の道路の雪かきに出ていた。
私が出勤しようと家を出ると、隣の家の年配の主人が
スコップを持って雪かきをしている。
私は10年前ににわかにできたマンションの住人で、
となりのその家は代々続くなかなかの豪邸。
普段は会うこともなければ、話をすることもないのだが
たまたま私が歩こうとしているその道を
雪かきしているわけであり
素通りするわけにはいかない。
一言「ご苦労様です」と声をかけると
向こうも話をつないできてしばしの会話となった。
都会は普段人と人とのコミュニケーションが閉ざされているが
本当は打ち溶けられる人々がたくさんいるのである。
こういうちょっとした非常事態になると
そうした良い部分の本音の交流が生まれる。
このHPの「体系化学」のコーナーで
天野先生が2/10のブログに
この大雪にまつわる
ちょっとよい話を紹介している。
ぜひ読んでみてほしい。
人間はアタマとココロで生きている。
学力だってアタマだけの世界ではなく、
ココロとアタマが両方伴ってはじめて本物の学力ができるのである。
願わくば、非常事態抜きで本音の交流がごく当たり前にできる社会にしたいものである。