しばらく無沙汰してしまい、恐縮のほかない。
いよいよ2017年度センター試験である。
GHSでも今年一年間、自分の夢を目指して
本当に毎日寸暇を惜しんで勉強してきた生徒たちがいる。
彼らの心を思いやると、何としても合格させてやりたいと心から思う。
受験生は本当に頑張っているのである。
授業を真剣なまなざしで聞き、授業が終われば自習室に籠って
ひたすらテキストとノートに向きあう。
それを4月から1月まで休むことなく続けてきたのだ。
しかし、過去の卒業生たちを思い返せば
そうして一年で合格を勝ち得た者もいれば
不合格の報に打ちひしがれながら
さらにもう一年労苦ともいうべき同じ毎日を繰り返した者も少なからずいるのである。
しかし、肝心なことは
一年で済もうが、2年かかろうが
そうして自分の夢をかなえた人間は
いま溌剌と、幸福に、自信に満ちて毎日を送っているという事実である。
若いうちは労苦は労苦で終わらない。
若さの利点は
苦労しただけそれがその人間のたくましさ、力を創って
将来の輝きを保障してくれる点にある。
だから、若者は失敗を恐れる必要がないのだ。
恐がる必要がないのである。
それが若者の特権である。
うまくもよし、しくじるもよし、
安心して明日の試験に臨むがよかろう。
しくじっても褒美が自分に帰ってくるのだから。
それが若いということの意味だからである。