今年も厳しい暑さが続いている。
さてその中でわがGHS生はどうかと言えば、
もちろんみな溌溂と頑張っている。
「溌溂と」というのは、勉強が楽しそうだからである。
何しろGHSに集まってきた受験生たちは
本当に分かるということ、実力がつくということ、
頭が体系的になるということに
自らの渇望を一致させ
GHSにたどり着いた諸君である。
それが満たされていく喜びを
受験勉強の中で味わっているのである。
特に今年はGHSの卒業生で
京都大学理学部を卒業してGHSに戻ってきてくれている田川君がいる。
彼はGHSの申し子的存在で、
知的興味の実在ともいうべき彼が
物理、化学、数学、漢文、古文、現代文・・・において
生徒たちと共鳴し合い、
笑顔と歓喜にあふれる学び舎と化している。
単なるテクニックや軽薄な知識の詰め込みではない
「本当の学力」を開校以来謳っているGHSらしい
若者の本当の成長過程がここにある。
また卒業生達も華々しく活躍している。
たとえば、ある卒業生は
今岐阜で開催されている「物性若手夏の学校」という
物性物理の若手研究者が議論し、交流するサマースクールの
今年の代表として活躍している。
このスクールはかつて坂田唱一や朝永振一郎も講師を務めたことのある
由緒ある催しである。
本物を求め集ったGHS生が
現役生も卒業生もそれぞれに自らを成長させている。
それを私は塾長として嬉しく思っている。