現在は私大医学部の入試の後半である。
一部の私大のⅡ期を除いて一次試験の結果がほぼ出そろったところである。
当然悲喜こもごもの時である。
わがGHS生も一次試験合格者が多数出て、
中には二次試験の結果も出て、早くも正規合格を果たした者もいる。
いずれまたこのブログでも紹介したい。

二次試験の面接を終えてスーツ姿で次々とGHSに戻ってくる生徒を見ると
その上気した顔に、戦っている者のたくましさと凛々しさがある。
素直に感動する。

さて、ある大学の一次試験を受けて戻ってきたGHS生から良い話を聞いた。
物理が難しかったという。
周りの受験生も口々にそれを語っていたそうだ。
しかし、その生徒は難しいとは感じながらも
この問題は一体何を答えさせようとしているのだろう、と
その奥にあるものを見つめてみるとその問題の本質が見え、
決して難しくはないのだが、難しく見えるように創られているのが見てとれたという。
それが見抜けたことでその問題を正解することができた、とのことであった。
彼女のその報告に感心させられるとともに、
GHSが常に謳っている「本当の学力」とはこれなのだ、と
うなる思いであった。
私大医学部の入試がとてつもなく難化し
それだけに、単なる学習量や小手先の技術では合格できなくなってしまった。
一頭地を抜けなければ確実な合格は望めない。
彼女のエピソードはそうした難関大入試を突破する学力とは何か、を語って
余りある。
多くの受験生・保護者の方々が参考にされむことを願いたい。