2022年が幕を開けた。
今年はどういう年になるのか、
いや、どういう年にするのかを考えるべきであろう。
新聞の論調は、
停滞する日本、世界に置いて行かれている日本をどうするか、に注目が集まっており、
その対策の筆頭として、人材の育成に焦点が当てられているようである。
どんなに時代が変わろうと、
その方向性に大きな影響を与えるのが“人間”であることは間違いなく、
“人材”がその国の未来を占うことは否定しようがない。
「教育は国家百年の計」とは、本質を突いた先人の名言である。
日本もここに至って
若者だけでなく、ミドルであれ、あるいはシニアであれ、
要は全世代、人生の全過程を通しての“教育”に
遅ればせながら大きく関心が向けられるようになったようである。
さて、
GHSは若者の教育の場である。
昨年はコロナの影響で断念した恒例の『共通テスト実戦演習』を
今年は12月31日から1月2日まで3日間実施した。
朝9時半から夜8時まで、毎日5教科7科目の問題に解答し続けるのである。
本番では2日かけて行う量を1日で行うことを3日続けるのであるから、
ハードである。
これは若さがなければできない。
生徒たちは偉いものである。
成績結果を見ても、なかなかよく頑張ったと褒めてやりたい。
個人差はあるものの、私の予想より成績が良い。
皆ラストスパートがかかってきたのであろう。
GHSは「本物の学力」をつける正しい学習方法を実践しているから、
この時期に必ず成績が大きく伸びていく。
この行事は生徒だけでなく、準備する側も大変であるし、
やめようかと思うこともあるのであるが
大変さを経験した卒業生たちが
「あれはやった方が絶対いいです。自信になります。」
と異口同音に言う。
本番に向けて自分を追い込んでいる生徒たちの姿は
たいへんそうではあるが、神々しくもある。
未来に向けて自分を教育している姿だからである。
あと10日で本当の「大学入学共通テスト」である。
一年間自分を教育した成果を思う存分発揮してほしいと願う。
「教育は自己一生の計」でもある。