先日二人の卒業生が大学の帰りに寄ってくれた。
今年同じ私大医学部に進学した女子学生で、
「大学は楽しいかい?」
「楽しいです‼」
医学部を目指すたくさんの受験生のなかで
ごく一握りの受験生しか手にできない医学部進学の幸福
新しい世界での生活の躍動を嚙みしめているのだろう。
それにしても先ほどらい
何かニコニコと笑みがあふれている。
「実は・・・」と一人が切り出した。
「前期の大学の成績が出まして、二人が1番と3番だったんです!」
おお、これもまた大学合格の報にも劣らない朗報!
医学部に進学した優秀な1年生137人の中の1位と3位・・・。
大したものである。
受験時代から引き続いての
彼女たちの真面目な学習姿勢の賜物であろう。
「GHSでの学びが役立ってます!」との社交辞令も忘れない成長ぶりでもある。
以前にも書いたことがあるが、
GHSの卒業生は大学進学後の成績が良い。
手前みそにはなってしまうが
GHSで本質を見抜く学習を身に着けて大学に進学していくことの効果は
やはり特筆しないわけにはいかないだろう。
今の日本の学習状況を目にするほどに
あまりに表面的な、
中身を分かっていないマニュアル学習がはびこっていることを
残念に思う。
目先の成果を求める日本の教育に
高校生、受験生が犠牲になっていると言ってもよい状況である。
日本の将来が本当に心配になる状況である。
卒業生の充実した笑顔を見るたびに
ひとりでも多くこうした若者を増やしたいと
改めて心の底から思う。