先日、現在全国に35万人の不登校の小中学生がいるという報道があった。
なかなかの数字ではないだろうか。
人それぞれ理由は異なるだろうが、
学校が楽しい場ではない、という点では共通していることになる。
友達とワイワイやることが楽しいということを学ばせることが
学校の第一の使命である。
勉強はその次である。
どうも今の日本は大人の世界を含めて人と人との関係が
あまり健康的でないように思える。
このブログでも何回か
周りを見ていない人々についての話を書いてきているが
先日もコンビニから若い女性が左右も見ずにいきなり道に飛び出してきた。
ちょうど自転車が走ってきて危うくぶつかるところであった。
自転車の中年の女性が
(おそらく中国人だと思うが)
中国語と思える言葉で
飛び出してきた若い女性に向かって怒りの言葉を浴びせる。
この辺は今の日本人と違って全く自然で、爽快ですらあった。
若い女性は恐縮してひたすら謝るかな・・・と思いきや
振り向きもせず急ぎ法被りするように立ち去る。
まるで他人のいざこざに巻き込まれたくないという場面のように
自分が当事者であるにもかかわらず
私は関係ないという雰囲気で立ち去るのである。
昨日は昨日で
小柄な80才くらいのお年寄りが自転車でまじめに左側を走ってきた。
するとママチャリの若いお母さんが角を勢い良く曲がってきて
膨らんだ結果、お年寄りの自転車とぶつかりそうになる。
お年寄りが「危ないよお!ちゃんと左側通行しろよお!」と声を上げる。
ママチャリのお母さんが「ごめんなさーい」と一言発するかなあ・・・と思いきや
何事もなかったかのように颯爽と走り去っていったことである。
完全無視という雰囲気を残して・・・。
それぞれに事情や言い分はあるのだろうが
何か健康的でないなあ・・・というモヤモヤがある。
子供たちの世界では
いじめが大問題になって
今や逆に気を遣いすぎ!の不健康さが見える。
大人の世界では、パワハラ、モラハラが覆って
下手に言葉を掛けられない、という事態へと進んでいる。
子供の頃に
もっと楽しく、ワイワイ、ガヤガヤ
笑ったり、怒ったり、泣いたり、泣かせたり、喧嘩したり、謝ったり、仲直りしたり・・・
要は “おしくらまんじゅう” をさせるべきではないか。
それが社会としてみんなで生きていく基本を学ぶことであり
健全な大人の社会の構築につながるはずなのである。
