「うそ勝ちはあるが、うそ負けはない」という。
つまり、何か実力不足や欠点があるのに
たまたま勝つということはあるが、
逆に、負けたとすると、
たまたま負けたということはないのであって
それは必ず自分に不足や欠点があるということを意味している。
大学入試の結果がそろそろ出揃う時期となった。
悔しくも不合格となった者にとっては
まわりに合格者がいる分
余計に自分を辛く、情けなく思うものである。
しかし、合格した者は必ずしも不合格の自分より上ではないのだ。
世の中には「うそ勝ち」がたくさんある。
だから勝者はうそ勝ちの分、自分の欠点を看過し、
先送りする不運を背負うことになる。
他方、不合格者は、不合格になるだけの未熟を自分が持っていたのである。
それをしっかり見据えて今のうちに問題解決に取り組むことができる分
確かに今は辛いが
将来の勝者になる条件を得たのである。
今勝つことに価値はない。
将来勝つことに価値があるのである。
今回、不本意な結果になった諸君、
めげてはならない。
捲土重来を虎視眈々と期すべし!