まもなくセンター試験が始まる。
受験生は緊張の極致にいるのではないだろうか。
しかし、若いのだから、あまりこせこせせずに
どーんと行ってもらいたい。
今五十を過ぎた身となって、
若いということの力をつくづく力だと思う。
体力という力、
無知という力、
ある意味無謀という力が若者にはある。
人生経験を積んでからでは
発揮し得ない特権である。
若いのに細かいことを気にして
びくびく、おずおずするのはもったいない。
失敗を考えないのが若者の特権なのである。
人生は、若いときには失敗を知らず、考えずであり、
その後、常に失敗を考え、結果を見越しておびえ・・・
の日々を送るものである。
そのあと、また本当の泰然を会得できるかどうかが
その人の人生になるのであるが・・・。
なのだから、人生が始まったばかりの二十歳前後で
ちまちましたことにおびえていてはいけない。
どーんといってほしい。
その後の指針はわれわれ先を行く年配者が請合おう。
かなりの大船だ。
安心して突き進むがいい。