「げに面白きは人間なり。」

私は学生時代、

世の中で何が面白いと言って

人間が一番面白いと思ったことであった。

学生時代(今でもそうであるが)

いろいろなよい出会い、

素晴らしい人、面白い人、

わくわくするような人・・・との出会いがあって

人間って面白いなあとつくづく思ったのである。

人間は自然の美しさに感動し、

悲しくもなれば、慰められもする。

自然からの影響は大なるものがある。

しかし、人間から受ける影響はまた違う次元のものがある。

だから、友との別れ、失恋、人の死による悲しみは

耐え難いほどに深い。

しかし、そこから立ち直らせてくれるのもまた人間である。

勇気、意欲、夢を抱かせてくれるのも人間である。

人間は人間に支えられ、力をもらって生きていく。

自分では表立って意識したことはなかったが

私が今常に新しい出会いのある仕事をしているのは

人間が好きだからなのであろう。

ただ、人間との出会いを活かすも殺すも

自分しだいである。

よい出会いを得るためには

よい出会いを喜ぶ心が必要であろう。

これからまたどんな出会いがあるか

心待ちにすることにしよう。