テレビの在り方を批判した芸能人が所属事務所を辞めたり、
「脱原発」をブログで主張した女優がすぐに撤回したり
という話題が聞こえてきて
さぞや強い圧力がかかったのだろうなあと思う。
震災による原発事故以降
次から次に発せられる情報は
社会がどのような仕組みになっているのか、
学校で習う表の知識とはまた異なった
普段は表に出てこない
しかしある意味では本質的仕組みを学ぶ
格好の機会になっているとも言えるのではないか。
中国が事故を起こした車両を
穴を掘って埋めてしまうという映像をあきれ返って見、
それを
「復旧の過程で生じた穴に置いたことはあっても
埋めたことは絶対にない」と強弁する中国の役人を
我々日本人が諦めとともに見下したとしても
わが経産省その他の役人たちの仕業も
その隠し方が巧妙・洗練されているだけで
国民・国家を犠牲にして
一部自分たちの利権を守ろうとしていること自体は
全く同じであることを学ぶことができたのではないだろうか。
今回の震災と原発事故の大きな犠牲を通して
われわれ国民が少しでも情報に対して
それを鵜呑みにするのではなく
賢明に対処し判断できるよう成長していく必要があるのだろうと思う。