目標を達成しようとする時

もっとも必要な才能は何だろうか。

それは才気煥発な頭脳でも

努力する才能でもない。

あきらめない才能である。

私は取り立てて語るべき才能がひとつもないが

あきらめないという才能だけはあると思っている。

だから確かに歩みは遅いのであるが

いくつか望外の成果を得たこともあったし、

いまも私の目標に向かって

あきらめずに進んでいる。

あきらめないことによって

人間はいろいろなことを学べると思う。

少しずつ強くなっていくこともできる。

受験生に限らず

今何かに向かって努力している諸君は

決してあきらめないで欲しい。

あきらめさえしなければ

必ず目標は達成できるし

その過程でいろいろなおまけがついてくる。

受験生は後半戦に入る。

学習の進み具合も気になるだろうが、

最後まであきらめない心を確認することこそが

成功への確実なルートである。