先日母校の仙台第一高校の在京同窓会総会があり参加してきた。

現在の校長は私の一学年下で

なかなかあいさつのうまい、教育者としても好人物であった。

その話の中で面白かったのは

母校の伝統行事についての下りである。

40キロ競歩というのがあり

仙台市内を出発してダムを経由し、一山越えて

山形県境の秋保(あきゆ)温泉がゴールという恒例の行事である。

上位の連中はこれを全部走るからすごいものである。

いまでもこの行事は続いているそうだが、

変わってきたことがあるという。

それはゴールでわが子の到着を待ちうける母親の数が

年々増えてきたとのこと。

総会では聴衆からどうっと笑いが起こった。

我々の時代、そんな親は一人もいなかったからである。

長い間男子校だった母校も数年前に共学となり

その影響かとも思ったが、

待ち受ける親は男子生徒の親が圧倒的に多いという。

頑張った息子をゴールで待ち受けて何が悪いと言われそうであるが

はてさて・・・。