すでに大学入試が各会場で進行中である。

他方で、新規のGHS入会希望者との出会いも始まっている。

今まで確たる指導の場に恵まれず

しかし、夢をあきらめず、GHSを訪ねてくる受験生との面談は

気が引き締まるし、また心が躍る。

他方でこの時期ならではの面白い事件もある。

問い合わせに対して資料を送るのだが、

一件「受取辞退」で返ってきた。

「おかしいなあ、請求に応じて送ったのに・・・」

戻ってきた封書を改めて見て分かった。

宛名に「様」を付け忘れたのである。

パソコンによる機械的な処理で起こったものだが、

明らかにこちらのミスである。

それにしても「受取辞退」とは・・・。

これは何なのであろうか?

これも「プライド」なのであろうか?

ミスを許せいないということなのであろうか?

いずれにしても、接点を持つことがなくなってよかったとも思う。

あわてて他を確認してみるともう一件見つかった。

急ぎお詫びの電話を入れると

電話に出た母親は全く逆で

「あ、そうでしたか? 気づきませんでした。そんなことはどうぞお気になさらず・・・。」

と、恐縮するほどの丁寧な対応。

しばし、受験相談に乗ることになった。

つくづく、「世の中、いろいろな人がいるなあ」と

感心しきりであった。

願わくは、履き違えたプライドの持ち主ではなく

本物のプライドを持つ方々と付き合っていきたい。

そういう輪を広げていきたいものである。