受験勉強で何を学ぶのかというと、
「それは、大学入試に合格するための各科目の勉強を学ぶに決まっています。」
それはその通りなのだが、
その主体が人間だということが問題を複雑にしてくる。
勉強を根詰めれば疲れがたまり、ストレスがたまる。
テストの点数が悪ければ、気持ちが落ち込み、暗くなる。
親との軋轢や、友人関係のもつれ・・・を抱えているものもいる。
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人間は複雑なものを背負って生きているのである。
なかなかに勉強だけを順調にやれるというわけにもいかないところがある。
受験生は勉強で悩み、勉強以外でも悩み、・・・。
そして彼らはそれを公の場で吐露し、ぶつけ合い、交流するば持つことになる。
その「昭和バージョン」の一つが通信添削『オリオン』であった。
当時は今のような通信媒体がない時代であるから、
地方の受験生は
東京の実力派教師集団が指導してくれる「通信添削」に群がった。
最大規模を誇ったのがZ会であり、
小規模ながら教師・生徒ともにレベルの高い
上質な集団を形成したのが『オリオン』であった。
この『オリオン』を舞台にしながら
当時の受験のあり様を生き生きと描いた本が出版された。
『受験戦争のメディア史』(佐藤卓己著 NHKブックス)である。
この書には私も少し絡んでいるので
次回からこの『オリオン』に絡めながら
間を開けず続けてブログを何回か書く予定である。