9月に入った.

受験生はこれからアクセルを強く踏み始めることになる.

人間はずうっと力を入れ続けることはできない.

メリハリが必要なのである.

GHSは9月まではあまりあせらせない.

やるべきことをじっくり厚みをもたせるべき時期だからである.

9月になったら,ゴーサインである.

数学であれば,8月までにセメントを固めてある分,

あとは問題をやればれるほど力がついてくる.

力がついてくるのが分かるから,問題を解くことが面白くなる.

本当に点数として成績が伸びてくるのは11月以降である.

だが,本人はその前に力がついている手ごたえを感じ始めている.

12月に入ると,さらにすさまじく成績が伸びる.

こうした一年間を経験すると,「人間の力」はどのようにすれば伸びるのか

という一般性を学び取ることができる.

それが,受験後の人生に役に立つ.

GHSの大きな狙いの一つがそこにある.

GHSの指導体系はいろいろなことを考えて作ってある.

生徒に大きな志を求めている以上,

GHS自身,大きな視野で,若者が希望に満ちた発展をなせるよう

様々な工夫が凝らされているのである.