先日の新聞によると

厚労省の指示によるメタボ検診が現場を混乱させているという。

役人がこんなに愚かに、幼稚になったのはいつからであろうか?

もちろんいつの時代にもあったであろうし、

どの国にもあることであろうが、

心に留め置かなければならないことは

そうした情けない官僚がはびこった時代に

国民は不幸となり

そうしたレベルの低い役人がはびこった国が

衰退していったという事実であろう。

現在病院が医師不足で立ち行かなくなり、

国民の健康が危険に晒されているのも

もとはと言えば料簡の狭い厚労省の役人が

あるひとつの問題を解決しようとして

全体を見ずに一部だけをいじる制度改革をやったことに起因する。

中央官庁の役人は多くが東大を出たいわゆる大秀才なのである。

その大秀才がどうしてこうも頭が悪いのであろうか?

新聞に載っている役人側のコメントは

「間違った改革はしていない、

現場が誤解をしている、

もっと説明を徹底させる」

と、小学生並みの言い訳である。

もちろん、レベルの低下は役人に限ったことではないが

国民が直接被害をこうむるという意味で

役人のレベルは死活問題である。

さて一体何が悪いのであろうか?

本質的な問題はどこにあるのであろうか?

人材を育てる仕事をしている私の視点からは

問題は大きく二つあるように思う。

次回、私見を述べてみたい。