人間にはその年齢年齢でやっておくべきことがある。

3歳までには3歳までの

10歳までには10歳までの

やるべきことがある。

何をやるべきかを子供は知る由もないのであるから

責任は大人にあり、大人の責任は重大である。

小学生の子供を外で遊ばせずに

ゲームをひたすらやることを許している親は

あまりに無責任であり、いずれその代償を負わされることになる。

私はあまり生まれつきの才能を重視しない考えである。

ただ、0歳時にまわりからどういう接し方をされたか

1歳時にまわりからどういう接し方をされたかが

その子の将来的能力を大きく決定すると考えている。

年齢が低いほどその影響力は大きい。

1歳時に施されるべき刺激が施されないと

2歳時にそれを取り戻そうとすれば数倍時間を要する。

以下同様である。

今の時代、小さいときになすべきことがなされず

付けがどんどん拡大して後ろに回っている。

それを補うのに教師が多大な労苦

本来なさなくてよい労苦を強いられている現実があるように思う。

日本語力、数感覚、立体感覚、社交性、好奇心・・・

やるべき年齢でやっていないことを後から取り戻すのは

容易ではないのである。

ものによっては、もう不可能でもある。

小学校英語も結構だが

その前にもっと肝心な点で

将来の発展のためにそれぞれの年齢でやっておくべきことを

文科省は

社会全体の共通認識として構築することに

知恵を絞ってほしいものである。