昨日一人の高1の女子生徒が

興奮冷めやらぬといった様子なので

理由を聞いてみると

大学のオープンキャンパスに行ってきたという。

二つの大学に行ってみて

最初の大学は今一つだったらしいのだが

今回行った大学はそれはそれは素晴らしかったのだという。

何が良かったのかと聞くと

いろいろ話してくれたのだが、

とりわけ案内してくれた学生(3年生だそうである)たちが

とても立派で尊敬できる先輩たちだったそうだ。

もうどうしてもこの大学に入りたいという夢が膨らんだのだという。

大学のキャンパスを携帯のカメラで撮って

その写真を待ち受け画面にしているという。

「先生見ますか?!」

「うん、それは見たいね、どれどれ・・・」と、

会話が弾んだことであった。

15,6才の少女があこがれを抱いて

未来に夢を膨らませている姿は

実に健康的で

周りをもうれしくさせるものである。

健全なあこがれこそが若者を大きく育てるのだと思う。

彼女に憧れを抱かせたその大学と学生諸君のように

夢を作り出してくれる存在がたくさんあれば

日本の未来もまだまだ明るくなるのではないだろうか。