人間が頑張るあり方にはレベルがある。

おだてられて頑張ることもあるし、

ルーティーンをこなすことが頑張りだと思っている場合もある。

しかし一番すさまじい頑張りを発揮するのは

悔しくて頑張る時である。

人に負けて、

人に足蹴にされて、

悔しいと思ったときの頑張りが一番力をつける。

受験生はそろそろいろいろなデータが出てくる時期である。

自分の実力が客観的に突きつけられる時期である。

心地よい結果を目にする受験生もいるであろうが、

落ち込みたくなる自分のデータを

目の当たりにするケースが多いはずである。

しかし、そこで落ち込んではいけない。

落ち込んで終わってはいけない。

悔しさをごまかしてはいけない。

とことん悔しさを味わうべきである。

悔しさは普通怒りに変わるものである。

怒りがエネルギーである。

なすべきことは

そのエネルギーを将来の見事な自分の実力に投じること、

それに尽きる。

今悔しさをもっている受験生がいたら

是非それをエネルギーにしてほしい。

きっとその悔しさが

今の自分の次元をひとつ上にあげてくれるはずである。