今日喫茶店でたまたま話をすることになった

80歳のご婦人は

突然の眼病で右目の視力は失ったものの

左目は手術で正常な視力を得られ、

今は朝5時まで読書することもできるという。

本が読める幸せをはずむように語ってくれた。

若い健康な目を持つ10代の高校生には

是非その健康な眼を読書に使ってもらいたい。

読書をしてきた生徒は受験の基礎ができているに等しく

いかようにも実力を持っていける。

受験による成績の伸び代が大きいのである。

読書をしてきていない生徒は

本当に教養が貧困であり受験指導で力を伸ばすことが難しい。

今まで受験指導をしてきてつくづく思うことである。

教養の欠如は

単なる受験勉強ではカバーできないと思うべきである。

ゲームなどという一過性の享楽を

知的訓練などと見なす錯覚に陥る愚を犯さず

本当の知的発育と教養の蓄積になる読書の貴重さを

心から訴えたい。