最近、刺青をしている若者を見かける。

ワンポイント的ないわゆるタトゥーならまだよいのだろうが、

結構腕全体にしていて、

この様子だと背中や胸にもやっているのかなあと思わせるものもある。

ファッションだから、他人がとやかく言う筋合いはないと言えば

それまでなのだが、

しかし、医学的な問題があれば見過ごしても置けないであろう。

私の知り合いの法医学の先生は

千体以上の死体解剖をやっているわけだが

「刺青をしてる人は内臓がボロボロになっている」

と言っていた。

皮膚呼吸ができなくなるからだと言う。

美容整形にしてもそうである。

若いときはよいとして、

年をとって、顔の筋肉が動かなくなり

蝋人形のようになっている芸能人がいるのである。

若いときの冒険は許容されるべきであるが

取り返しがつくかどうかの判断は必要である。

若気の至りであっても取り返しの利くそれであるかどうかが

重要である。

「身体髪膚これを父母にうく。あえて毀傷せざるは孝のはじめなり」

先人の知恵を侮るべからずである。