20日、『医大受験』第9号が発売となる。
多田先生の追悼特集も組まれており、
受験がはぐくんだ知性の高みとその香りとを味わうことができる。
受験生だけでなく、
40代、50代のかつてのオリオン会員の方々にも堪能できる内容となっている。
幸いじわりじわりと読者が増えているようである。
単なる情報提供の雑誌ではなく、
まともな受験の知性と文化を発信することを目的とした学習誌である。
学習コーナーでは
依田先生が数学、
天野先生が化学、
市川先生が漢文、
宮城先生が現代文を担当しているが
普通の受験参考書とは一味違った香り高いものとなっている。
また
かつてオリオン会員でった宮城先生のエッセイ「羅針盤」
現役の医師である天野先生のエッセイ「日々想医想薬」も
受験と現場・現実世界とを結びつけていて面白い。
小手先の制度改革とは一線を画して
受験の現場から「本物」を発信し続けていきたい。