前回触れたように

入試シーズンの進行とともに

問い合わせが増えてきている。

GHSはあるサイトに掲載していて

そこからの問い合わせもある。

GHSだけにではなく

掲載されている複数の予備校宛てに

資料が「一括請求」されるケースが多いのだが

その中に面白い問い合わせがあった。

保護者からのもので東京大学を目指しているとのこと。

「基礎学力を学術的体系的にに再構築して欲しい」

とのことで、その志向の高さはなかなかである。

まさにGHS向きである。

しかし、資料を送るのをやめることにした。

次のようにあったからである。

「勤務後の評定要素及び講師の切り替えなどはどの程度顧客に裁量権があるのか?」

要は、教育の本質を分かっていない。

この親は教育が市場原理だと思っているのである。

それが悪いとというのではない。

GHSの考え方と合わないということである。

人間の精神はアタマとココロを切り離すことはできない。

アタマだけを見事にすることはできないのである。

人間には常にココロがつきまとう。

カラダとて同じである。

ココロ抜きにカラダは動かない。

そして、このココロは残念ながら市場原理になじまない。

それが分からないと

稀代のスラッガーが

無残に転落する悲劇を理解できないであろう。

知性は感性と融和しながら成長させなければならない。

しかし、それは教育の世界で自らを「顧客」と表現する感性とは

無縁なのである。

それがGHSの考え方である。