実力テストの成績処理も終わり、
恒例の塾長面談をしているところである。
何しろ、一人1時間かけて数十人面談をするのであるから、
なかなか大変な行事である。
ただもちろんやりがいのあることでもある。
今年の生徒の成績は例年と比べてもなかなかよい。
英語と数学と国語は2年前の生徒たちとそのまま比較可能なのであるが、
3科目ともよく、数学と国語は特に良い。
面談をしていて生徒から聞こえてくる声として共通しているのが
何をどう勉強すれば成績が伸びるかが見えているのが
学習意欲につながっているということであった。
数学の依田先生とも話したのであるが、
高校3年間の数学の内容を全て網羅して
かつ一年間でマスター可能なテキストと授業が体系化されている予備校は他にないであろう。
手前みそながら自負する次第である。
もちろん他の科目もであるが
今年はとりわけ、
GHSを経て京都大学に進学・卒業し、昨年からGHSの教壇に立つ気鋭の講師である田川君が
自分の経験も踏まえて、物理の学力がどう培われていくものかを把握したうえで
物理の学力を一年間で完成レベルで身につけていけるよう
天野先生の「体系物理」に加えて構成したオリジナルのテキストを作成した。
ますますGHSの体系的カリキュラムが成長しつつある。
習熟度や習得速度に個人差が出るのはもちろんであるが、
今年の生徒の全体的な成績のよさはその反映が一つにはあるだろう。
今年もまた生徒たちの実力が伸びていく様子を楽しめることであろう。
人間は成長してこそ人間であり、人生の醍醐味でもある。
受験生にとって、有意義な夏になってほしいと願う。